「男はエロく、女はカッコよく」をテーマに、
漫画界の第一線で活躍し続けてきた上條淳士さん。
そのデビュー40周年を記念した展覧会が現在、弥生美術館で開催されています。
その名も、“画業40周年記念 上條淳士展 LIVE”です。
上條淳士さんの連載デビュー作『ZINGY』の原画から、
2000年代に『週刊ビッグコミックスピリッツ』に連載された『8』の原画まで、
さらには、河合塾や資生堂などとの企業コラボや、
ここ近年に描かれたイラストレーションの数々も紹介。
上條さんの40周年の画業がギュッと凝縮された展覧会となっています。
さてさて、上條さんの代表作は何といっても、
「バンドマンガの金字塔」とも呼ばれる『To-y』。
それまでにも音楽をテーマにした漫画はありましたが、
『To-y』が革新的だったのは、「歌詞を書かなかった」点にあるのだそう。
あえて音を描かないことで想像力を掻き立て、読者にむしろ強く音を感じさせたのです。
本展ではその貴重な原画の数々はもちろん、
ファン垂涎のオリジナルグッズの数々が展示されていました。
それらの中には、『To-y』仕様のラジカセも。
シャープでスタイリッシュで、いかにも80年代といったタッチの絵と。
まさに80年代を代表するアイテムであるラジカセと。
これ以上ないくらいに、エモい組み合わせでした。
また、『To-y』の登場人物の一人、
哀川陽司のモデルは吉川晃司だったそうで。
連載当時は何ら許可を取っていなかったものの、
その縁により、のちに何度もコラボを果たしているとか。
本展ではそれらのイラストにくわえて、
BUCK-TICKやHYDE、さらにはhideといった、
カリスマ的ミュージシャンとのコラボ作品も紹介されていました。
ドンピシャの世代の人に刺さるのはもちろんとして、
『To-y』をまったく知らない若い世代にも刺さる予感の展覧会です。

ちなみに。
本展では、そんな『To-y』の記念すべき初回、
連載第1回目が掲載された『週刊少年サンデー』も展示されていました。
『To-y』が連載スタートを開始したその号で、
『GU-GUガンモ』はひっそりと最終回を迎えていたのですね。
と、それ以上に気になったのは、表紙に掲載された上條さんの言葉。
上條さんご本人による言葉なのかは不明ですが、
もし、これが本心だとしたら、なかなかイタい感じです(笑)。
「よおっ、オレ、上條!!」とか、
いきなり深夜ラジオを始めちゃうノリとか、
エモい以上に、心が揺さぶられ何とも言えない気持ちになりました。
そうそう、記念すべき初回と言えば。
上條さんのもう一つの代表作である『SEX』、
その新連載が開始された『ヤングサンデー』も展示されています。
個人的には、扉に記載されたあるフレーズが、
気になって気になって仕方がありませんでした。
“永遠の新連載”。
一瞬スルーしそうになりましたが、
よくよく考えると、どういうことなのでしょう。
いつまで経っても新連載。
そんな物あるのだろうか。
















