ジャクソン・ポロック《ナンバー1、1950(ラベンダー・ミスト)》
大きなキャンバスを床に広げ、
大きなキャンバスを床に広げ、
刷毛や棒の先から絵具を垂らして描く、
「ドリッピング」や「ポーリング」といった独自の技法で描かれている。
今回は、毎週日曜朝に放送されているあの人気トーク番組でモーソウをしてみました。
―今日の『ボクらの時代』はこちらの3人。
「どーも、ポロックです」
「ルーチョ・フォンタナです」
「お二人は会うのは初めてですか?」
「そうですね。世代も活動した国も違いますし」
「でも、僕らの共通点といえば、もしかしたらアレですかね?」
「アレとは?」
「僕らの作品ってよく言われるじゃないですか。「俺でもできそう」って」
「言われますよね!僕は《空間概念》ってシリーズを作ってて。
色を塗ったキャンバスの表面に、ナイフでスパッと切り込みを入れるっていう」
「確かに、誰でもできると言えば、できますよね」
「いやいや、そういうことじゃないんですよ。
これまで二次元しか表現できなかったキャンバスに、
切り込みを入れることで奥行きが生まれて、三次元になったんです!」
「そうそう!誰もやってないことを思いついたわけで。そこを褒めて欲しいよね」
「じゃあ、ポロックさんの絵の具をぶちまけただけのあの絵も?」
「言い方!あれは適当じゃなくて、
ある程度、コントロールして描いているんです」
「あなたは画家じゃないからわからないでしょうけど、
画家が見れば、ちゃんと計算して描いているのがわかりますよ」
「そういうもんですか?」
「フォンタナさんにはわかってもらえて嬉しいなぁ」
「「俺でもできそう」って言われるたびに、
「じゃあ、やってみろよ!」って言いたくなるよね」
「それに関しては僕も思いますよ」
「いや、ジョン・ケージさんあなたは無い!」
「あんな曲なら僕でも作れるもん」
「『4分33秒』のことですか?」
「4分33秒、無音なだけって!」
「どこが作曲なんだよ」
「僕だけ仲間外れにしないでくださいよ!」
