空海と密教美術展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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本日7月20日より、
東京国立博物館で始まりました、超話題の展覧会・・・

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-空海と密教美術展


“空海と密教美術展” の内覧会にお邪魔してまいりました。
スゴイ、スゴイとは聞いていましたが、まさか、ここまでスゴイとは!!
月曜は、なでしこジャパンに感動して、
火曜は、 “空海と密教美術展” に感動して。
ジャパン、最高です!
星星星
星は、文句無しの3ツ星。
「絶対に行った方が良いですよ♪」 というレベルを通り越して、
「絶対に行かなかったらダメですよ!!」 というレベルの展覧会です。


何が、そんなにスゴイのかって疑問に思っている、そこのアナタm9(゚∀゚)
この “空海と密教美術展”。
出展作品99点のうち、98.9%が国宝または重要文化財という、とんでもなく質の高い展覧会です。

ちなみに、99分の1、つまり唯一の国宝または重要文化財でない展示作品も、相当に貴重な逸品。

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-金念珠


空海が順宗皇帝から贈られたとの伝えを持つ純金製の念珠 《金念珠》 です。
こちらは、7月20日~30日の期間限定公開となっています。

・・・ということは、7月31日以降は、
国宝または重要文化財が100%ということになりますね。
それは、衝撃的すぎる。


もちろん。
国宝だからスゴイ、重要文化財だからスゴイ…のではなく、
スゴイ作品だから、国宝や重要文化財に指定されているわけで。
どの展示品からも、ただならぬオーラが発せられていました。

その中でも、とりわけ、オーラをひしひしと感じたのが、
京都・東寺所蔵の国宝 《両界曼荼羅図 (西院曼荼羅)》

$アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-両界曼荼羅図 (西院曼荼羅)


密教についての知識は、とんと無い僕ですが、
この曼荼羅を観た瞬間、

「おぉっ、これが世界の仕組みか!」

と何か合点がいったような感覚を覚えました。


曼荼羅と言えば、もう一点。
現存する最古の両界曼荼羅図である京都・神護寺所蔵の 《両界曼荼羅図 (高雄曼荼羅)》 も、スゴかったです。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-高雄曼荼羅
(注:展示期間は~8/15まで)


単なる茶色いボロッボロの紙にしか見えないのですが、
それでも、この曼荼羅が秘めるオーラは、内から感じられました。
例え、長い時が経ようと、色褪せようとも、
そのものに宿るオーラは、永遠に不変なのでしょう。



さてさて、曼荼羅も良いですが、
今回の展覧会のメインは、何と言っても、仏像曼荼羅
京都の東寺の講堂に、規則性をもって配置されているという大日如来を中心にした21体の仏像。
その21体のうちの

《帝釈天騎象像》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-帝釈天騎象像


《金剛法菩薩坐像(五菩薩のうち)》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-金剛法菩薩坐像(五菩薩のうち)


をはじめとする選抜メンバー8体、
神7ならぬ神8が、期間中、東京国立博物館に常設されるのです。
仏像そのものの素晴らしさはもちろんのこと、
照明やセットの演出も素晴らしく、まさにショーのような見応え。
正直、この仏像曼荼羅を観るだけで、
1500円のチケット代を払っても、申し分ないほどです。

神8の中で、僕の推しブツ (=推している仏像) は、
“日本一怖い仏像” の異名を持つ 《持国天立像(四天王のうち)》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-持国天立像(四天王のうち)


あまりの迫力、あまりの表情の怖さに、
向き合った途端に、肝が竦みあがりました。
とりあえず、今、財布に入っている全財産で許してもらおうと思いました (←?)


そして、もう一体の推しブツが、 《梵天坐像》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-梵天坐像


4羽のガチョウに乗っているのも、謎ですが (笑)
サイドの2人の顔にご注目。
「センターを務めるヤツの耳が邪魔!!」 みたいな表情が、何とも言えません (笑)


この仏像曼荼羅コーナー以外にも、仏像作品は、たくさん。
全国の仏像ファンの皆様、心行くまでご堪能されてくださいませ。

最後に、仏像曼荼羅コーナー以外より、
僕が一番衝撃を受けた仏像をご紹介。
京都・醍醐寺より 《大威徳明王(五大明王像より)》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大威徳明王


大威徳明王様は、迫力あって怖いのですが、
その下に目をやると・・・・・可愛い牛 (笑)
大威徳明王の迫力が半減どころか、プラマイゼロになってしまっています。
ヤのつく職業の組長さんが、日産マーチに乗っているような感じ。




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