“アンフォルメル” とは、
「フランス語で、 “非定形なるもの” を意味する言葉。
第二次大戦後のパリで起こった、
それまでの絵画の具象的、構成的、幾何学的なイメージを脱却し、
理性では捉えられない意識下の心の状態から生み出されるものの表現を試みた前衛的絵画運動」
のこと。
この説明で、
“なるほどなるほど。アンフォルメルって、そういうことかぁ
”と納得された方は、そうそういないでしょう。
おそらく、多くの方が、
“・・・・・・・・・
”となったはず (笑)
でも、大丈夫です。
“アンフォルメルとは何か?” というタイトルだけあって、
ちゃんと、この美術展を観れば、アンフォルメルとは何か、何となくわかります。
とりあえず。
アンフォルメルを代表する作家と、その作品をご覧頂きましょう。
まずは、アンフォルメルの先駆者ジャン・フォートリエ。
《人質》

《旋回する線》

画像では、伝わりませんが。
塗り壁のような厚塗りのマチエールが特徴的です。
静かだけど、破壊的。怒らせたら怖いタイプといった印象。
続いて、これまでの巨匠たちの芸術に、 「No!」 を突き付け、
反対に、子供や未開の土地の人々が描く絵を、 “アール・ブリュット(生の芸術)” と称えたジャン・デュビュッフェ。
《暴動》

《草の茂る壁際》

良くも悪くも、パワー120%という感じ。
デュビュッフェの作品を、何点も観ると、
それだけでお腹いっぱいになりそうです。
ご馳走様。
そして、ヴォルス。
本名は、アルフレート・オットー・ヴォルフガング・シュルツェというドイツ人の画家です。
《構成》

何となく、マリリン・マンソンっぽいイメージを受けました。
カルトなロックというような。
ちなみに、ヴォルスは、もともと写真家として生計を立てていたようで。
その時の写真も展示されていました。
《海の水面の反映、カシスの港》

・・・写真ですら、アンフォルメル (=非定形) です (笑)
と、ここまで紹介した絵を観て、
大体、アンフォルメルがどういう感じの絵かわかったのではないでしょうか。
まぁ、つまり、こういう絵です。(⇒言葉にするのが難しい)
普段は、あまりこういうタイプの絵に関心は持てないのですが。
さすがに、約100点ものアンフォルメル作品を観れば、
自分が、何となく好きなアンフォルメル作品が見つかるってなものです。
これは、かなり貴重な体験でした。
僕が気にいったのは、ジョルジュ・マチウの 《[無題]》 と、
![アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-[無題]](https://stat.ameba.jp/user_images/20110502/16/artony/93/01/j/t02200473_0476102411201125263.jpg?caw=800)
ニコラ・ド・スタールの 《黄と緑の長方形》

どこがどういいのかと問われれば、言葉に詰まりますか。
(↑アートテラー泣かせです)
フィーリングで、 “何かイイ♪” と思いました。
ただ、この2点の良さは、画像では全然伝わりません。
絵具の盛り上がり方・質感も合わせて、 “何かイイ♪” のです。
その他、 『気にいった』 のではなく、 『気になった』 作品もご紹介。
カレル・アベルの 《母と子》

タイトルは、 “母と子” ですが。
母と子には見えません (笑)
緑の恐竜と、赤い雪男の組み合わせに見えたのは、きっと僕だけで無いはず。
日本人のアンフォルメル作家・菅井汲の 《赤い鬼》

こちらは、ジャミロクワイに見えました (笑)
気づいたら、こんな感じで、
小難しいと思っていた “アンフォルメル” の作品を楽しく見れるまでに成長していました!
今回の美術展に感謝です。


今までの “ブリヂストン美術館=印象派” というイメージを打ち破る画期的な美術展。
最後に。
今回の展示を通じて、僕なりに得た “アンフォルメルとは何か?” を発表いたしましょう。
それは、アンフォルメルとは・・・
マキシマムザホルモンである。
・激しい衝動性 (=激しいメロディとデスボイスが魅力)
・数観るとお腹いっぱいになる (=マキシマムザホルモンのファンは、 “腹ペコ” と呼ばれる)
・不定形 (=歌詞はめちゃくちゃ) ・・・etc。
と、まぁ、こういう結論ですけども。何か?
ランキングへのご協力をお願いしますけども、何か?