ヘンリー・ダーガー展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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本日は、ラフォーレ原宿へ。


・・・と言っても、オシャレをしようと思ったわけでなく、アートを観ようと思ったため。

6階にあるラフォーレミュージアム原宿に行ってまいりました。


現在、こちらで開催されている美術展は、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヘンリー・ダーガー展



“ヘンリー・ダーガー展 ~アメリカン・イノセンス。純真なる妄想が導く「非現実の王国で」 ”

孤高のアウトサイダーアーティスト・ヘンリー・ダーガーの謎に迫る美術展です。

5月15日まで。



ところで。


「ヘンリー・ダーガーって誰よ?」


という方のために、簡単に紹介を。

美術展会場の前半で、多数のパネル (文字も多い!) でもって、

ヘンリー・ダーガーのことが、詳しく紹介されていますので。

「会場で読むからいいわ」 という方は、どうぞ読み飛ばしてくださいませ(^O^)



ヘンリー・ダーガーは、

20世紀アメリカ美術最大の謎とも言われるほどの存在。 (←ちょっと大げさな気もしますけどもw)

家族も友人もなく、生涯を天涯孤独で過ごしたヘンリー・ダーガー。

ご近所さんの証言では、


『気付けば、ゴミ捨て場を漁っている、何をしているかわかならないお爺さん』


とのことで、

誰の近所にも一人はいる (?) 、ちょっと関わりたくない雰囲気の方といった人物であったらしい。

そんなヘンリー・ダーガーは、81歳でこの世をひっそりと去ります。


・・・と、実は、生前は、誰にも顧みられなかったヘンリー・ダーガー。

その彼の名が、全世界的に広まるのは、皮肉にも死後のこと。


亡くなったヘンリー・ダーガーの部屋を片付けようと、

部屋に入った大家さんは、そこでとんでもないものを見つけてしまうのです!


それは、19歳から死の数年前まで、

ヘンリー・ダーガーが、孤独に執筆・作画したとされる小説 『非現実の王国で』

描かれているのは、子供を奴隷とし、虐待する暴虐非道な男たちを相手に、

壮絶な戦いを繰り広げる7人の美少女姉妹ヴィヴィアン・ガールズを主人公とした物語

そのページ数は、15415ページ。

彼自身が描いた挿絵は、300枚以上。

これは、世界一長い小説ということになるのだとか。


ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で/ジョン・M. マグレガー

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今でこそ、このように製本されていますが。

そもそもは、誰に読ませるために描かれたわけでない、完全なるヘンリー・ダーガーの私小説。

おそらく普通の大家さんであったら、

膨大な紙ゴミとして、焼却炉に放り込んでいたのでしょうが。

たまたま、ヘンリー・ダーガーの大家さんが、アーティストだったことから、

その挿絵の芸術性を見だされ、大々的に発表されることに至ったのです。

何と、奇跡のような展開!



ちなみに、ヘンリー・ダーガーは、絵を描く技術に自信がなかったそうで。

雑誌や広告を切り抜いたり、トレースすることで、挿絵に用いていたのだとか。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヘンリー・ダーガー



近所の方にゴミを漁っていたように見られたのは、この資料集めだったようです。

今後、ゴミを漁っている人を見る目が変わりそうです (←?)



・・・と、これで、ヘンリー・ダーガーについて、

なんとなく理解して頂いたところで、美術展の感想を。


ヘンリー・ダーガーの存在は、知っていましたが、

作品をまとまった状態で観るのは、今回が初めて。

その率直な感想としては、


「病んでるなァ・・・ (苦笑)」



ヘンリー・ダーガー自身が楽しんで描いていたであろう時は、

物語そのものも楽しげで、絵も楽しげ。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ヴィヴィアン・ガールズ



なんとなく・・・

THEきいちのぬりえBOOK/蔦谷 喜一
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きいちのぬりえを彷彿とされるようなタッチで、

ノスタルジックさとほのぼのさを感じることが出来ました。



しかし、ヘンリー・ダーガーの精神に不安の影が差したあたりから、

ストーリーも絵も、不安いっぱいで、残虐なものへと変貌していきます。

絶対に子どもが泣いちゃう感じの絵なので、

このブログで、画像を紹介するのは自粛します<m(__)m>


観ているこちらまで、鬱になりそうな。

“リアル・怖い絵” でした。

正直、僕は、 “もうギブ…。(´д`lll) ” でしたが、

「こういう世界観が好きな人は、確実にいるよね!」 とは思いました。

好きな人は好き。ダメな人はダメ。

ラフォーレ原宿全体に漂うサブカル感には、実にマッチしていた美術展だと思います。

星




ちなみに、この美術展。

料金は、一般800円/学生600円ですが。

ラフォーレカード会員ならば、無料

ラフォーレカードは、年会費・入会費無料で、

しかも、入会すると、1000円分のショッピングチケットがもれなく貰えます♪


・・・って、何で、僕は、

こんなにラフォーレカードを薦めているのでしょうか (笑)





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