テオ・ヤンセン展~生命の創造~ | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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2010年、ラストに、紹介、する、美術展はァ、

日本、科学、未来館でェ、開催、されて、いる、 “テオ・ヤンセン展~生命の創造~” です。

来年の、2月、14日、まで、開催、されて、いる、みたいです。




・・・と、のっけから、スローテンポな口調で始まったのは、

この展覧会のCMを、あの戦場カメラマン・日本科学未来館陽一さんがやっていたから (笑)

公式HPでも見れますが、日本科学未来館でもループで流されていました。

渡部さん、最近、本当に出過ぎです (笑)



さてさて、もちろん今回の主役は渡部さんではありません。

主役は、この方。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-テオ・ヤンセン



『21世紀のダ・ヴィンチ』 と称されるオランダが生んだ天才キネティック・アーティスト。

テオ・ヤンセンです。

(キネティック・アート…動く美術作品または動くように見える美術作品のこと)

生物のようなロボットのような独自の生命体・ビーチアニマルを生みだした男です。


こちらが、そのビーチアニマル。

プラスチックチューブから作られた体を持つ生命体。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ビーチ・アニマル



・・・と、いきなり言われても、


「どこが生命体??」


となるのが、普通の反応。

一見すると、単なるプラスチックチューブの集まりのようですが、

彼らは、風からエネルギーを取り込むことで、歩くことが出来るのです!!



・・・と、言われても、


「???????」


となるのが、普通の反応ですよね (苦笑)

まぁ、実際に歩く姿は、記事の後半にご紹介しますので。

とりあえずは、彼らが本当に生命体であるという前提でお付き合いください。


会場には、そんなビーチアニマルたち、13点も展示されています。

この20年の間に、テオ・ヤンセンが、

どのようにビーチアニマルを進化させてきたのか、その歴史がわかる展示となっています。



ちなみに、先ほど紹介したビーチアニマルは、

《アニマリス・ヴァルガリス》 という名前の16本脚の生物だそうで。

仰向けに寝ている時だけ、動くことが出来るのだとか。

粗大ゴミではありません。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ビーチ・アニマル



これが進化して、お次は、 《アニマリス・カレンス・ヴァルガリス》 に。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-アニマリス・カレンス・ヴァルガリス



この子は、歩行可能になった記念すべき最初のビーチアニマルです。

先ほどのビーチアニマルよりは、歩きそうな感じはします。


さらに進化して、 《アニマリス・カレンス・ヴェントーサ》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-アニマリス・ カレンス・ヴェントーサ



ここまで進化すると、歩く歩かないは別として、

さすがに、このフォルムだけでも、アート性や生命感を覚えました。

ゾイドが大好きだった僕としては、この姿形に、純粋にシビれます (笑)



と、ちなみに、ここまで、進化進化と言い続けていますが、

これは比喩でも何でもなく、テオさん本人が仰っていること。

ビーチアニマルには、ちゃんと進化期があるのです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ビーチアニマル



コルダ期、ヴァポラム期、リグナタム期…

ジュラ紀やカンブリア紀なら知っていましたが、

ビーチアニマルの進化期は初めて知りました。

こうして体系が確立されていると、本当にビーチアニマルという種が、独自に進化を遂げてきた気すらします。



さて、他には、どんなビーチアニマルがいるのか。

どんどん紹介していきましょう。


《アニマリス・リノセロス・リグナタス》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-アニマロス・リノセロス・リグナタス



こちらは、頑丈さという面において変則的な進化を遂げた木製のビーチアニマル。

何かファイナル・ファンタジーに出てきそうです。



《アニマリス・ルゴサス・ペリストハルティス》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《アニマリス・ルゴサス・ペリストハルティス》



ミミズやゲジゲジのようにぜん動運動するビーチアニマル。

ちょっと気持ち悪いビーチアニマルです (笑)

仕組みが僕にはチンプンカンプンでしたが、

このビーチアニマルは、遺伝子を持っており、遺伝子情報も交換可能なのだとか。

・・・いや、増やさなくていいですけども。



《アニマリス・ユメラス》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-《アニマリス・ユメラス》



こちらは、日本初公開となる新種。

これまでのビーチアニマルは、

死に (故障し) やすく、すぐに化石になってしまいがちだったのですが。

この新種は、動きを最大限にシンプルにしたことで、怪我 (故障) が少なくなったのだとか。

絶えず繰り返した進化の中で、知恵が発達したビーチアニマルと言えそうです。




そろそろ、ビーチアニマルの動くところをご覧頂きましょう。

僕が行った時に、歩きを見せてくれたのは、こちらのビーチアニマル↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-アニマリス・モデュラリウス   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-アニマリス・モデュラリウス



《アニマリス・モデュラリウス》 です。

頭を杭で打ち込むことにより、強風から自身の身を守ったり、

ホースで出来た水感知機能 (触角) により、波打ち際に行くのを避けることが出来るのだとか。

何と頭がイイ!


では、実際に、動いている様子を動画でご覧下さい!


   




展示されていたビーチアニマルは、全13点。

この数を多いと捉えるか、少ないと捉えるかで、評価は二分されそうです。

僕は、一つ一つの作品に、

そして、進化と云う作品の横のつながりに、重みを感じられたので、全13点でも満足。

星星

ビーチアニマルは、まぎれもなく、生命体でした。

テオ・ヤンセンのこの20年の活動の歴史。

アーティストの仕事というよりは、もはや神の領域に突入している気がしました。





こちらのブログも絶えず進化を続けていきたく思います。
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