♪野間野間イェイ! 野間野間イェイ!野間野間野間イェイ!
…で始まった今回は、講談社野間記念館の美術展をご紹介。
僕のお気に入り美術館の一つ講談社野間記念館は、
今年2010年で、めでたく開館10周年を迎えたそうです。
おめでとうございます

その10周年記念に行われているのが、
“開館十周年記念 『村上豊』 展” です。

“・・・・・・・村上豊?”
武豊や山川豊なら知っていますが、
村上豊という名前には聞き覚えがありませんでした。
何でまた、10周年記念に、この方がフィーチャーされたのでしょう??
ただ、このチラシに使われている絵のタッチに、どこか見覚えはある気はしてました。
はたまた、単なるデ・ジャビュでしょうか?
そのモヤモヤ感は、会場でスッキリ解決!
村上豊いう名前は知らずとも、
彼の絵は知らず知らずのうちに目にしていたのです。
小説現代 2010年 11月号 [雑誌]
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そう。
『小説現代』 の表紙絵。
何でも1962年の創刊時から、ずーっと村上豊さんが表紙絵を担当しているのだとか。
御見それしました
というわけで、講談社とは切っても切り離せない村上豊さん。
今回の美術展では、そんな村上さんの50年の画業の中で描かれた名品の数々が展示されています。
まずは、何と言っても村上豊さんは、
『小説現代』 の表紙絵を筆頭に、装丁や挿絵の分野のエキスパート。
会場には、村上さんが手掛けた様々な書籍の原画が飾ってありました。
その中には、目にしたことあるものがチラホラ。
夢枕獏さんの 『陰陽師』 の表紙や、
陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)/夢枕 獏

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絵本 『虫めづる姫君』 も手掛けていたのですね。
虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ) (日本の物語絵本)/森山 京

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こうした装丁分野での村上さんの作風は、
ちょっとだけおどろおどろしくもあり、ほっこりとした感じもあり、
いわゆる “味” がある絵という感じでした。
『まんが日本昔ばなし』 の作風に合いそうな印象。
こちらの村上豊さんもいいのですが、
今回の見どころは、画家としての村上豊さんの作品。

どの絵も、村上さんにしか出せない “味” があって、魅力的でしたが。
とりわけ心に残ったのは、
《悠久》 や、 《月光》 のような独特の女性画です。
女性の体に風景が映し出されているかのような。
シュールでエロティックながらも、官能的なイヤらしさは無い不思議な味わいの作品。
このシリーズには、他にも何枚かあるのですが、
特に心を奪われたのは、 《森の女》 という一枚。
この絵が放つ妖しい魅力に、しばし放心状態で見惚れてしまいました。
久しぶりに、心の底から、欲しくなった一枚です。


決して大きな美術館ではないですが、十分満足のいく展示内容でした。
2ツ星。
これを機に、来月から、 『小説現代』 の表紙絵は欠かさずチェックすることになりそうです。
ランキングへのご協力を忘れていないかも、どうぞチェックして下さい(笑)