かねてより、気になって気になって、しょうがなかった美術館に、ようやく行ってまいりました。
その美術館の名前は・・・
“東京アートミュージアム”
何と言う、ざっくりとしたネーミング (笑) !!
東京には、国立西洋美術館も、森美術館も、
ブリヂストン美術館も、東京都庭園美術館も、Bunkamuraザ・ミュージアムも、
たくさんの美術館がありますが、それらを抑えての東京アートミュージアム。
名前だけ聞くと、東京にある美術館の筆頭みたいな印象すら受けます。
さてさて、向かったのは、
東京アートミュージアムながら (←?) 、23区を離れ調布市。
京王線でも、なかなか降りない駅・仙川駅です。
というか、僕は、今回初めて降りました。
ここから、歩くこと3分。
平凡な商店街の光景から一転、
建築ファンならば、垂涎の景色が、いきなり飛び込んできます。
右を観ても…
正面を観ても…
全部、安藤忠雄の建築。
全長423メートルの道路の両脇に、7棟の安藤建築が並んでいます。
誰が呼んだか、安藤ストリートとは、ここのことです。
この安藤ストリートの建築群の一つに、
今回のお目当て・東京アートミュージアムはあるのです。
安藤さんの代名詞のコンクリート打ちっぱなしな建築だけあって、
初めて観るのに、初めて観る気が、全くしませんでした (笑)
21_21DESIGN SIGHTや、
先日、直島で感動したばかりの地中美術館 を、彷彿とさせます。
天井から光が取り込むところは、特に地中美術館スタイル。
この東京アートミュージアムの建築に関して、
とりわけ面白いと思ったのが、美術館の側面に大胆に開けられたスリット↓
中の展示が、バッチリ見えちゃっています。
しかし、このおかげで、安藤ストリートを歩いている人が、
「お、何かやってる♪」
と、足を止めてくれるかもしれません。
気になれば、美術館の中に入ってくれるかもしれません。
ちょっとしたことですが、素晴らしい試みだと思いました。
では、僕も、そろそろ中に入ってみます。
ちなみに、現在、東京アートミュージアムでは、
“WASHI MADE IN GERMANY” という美術展が開催されていました。
ドイツと日本との交流150周年という節目の年を記念し、
ベルリにあるガンゴルフ・ウルブリヒトの工房に集うアーティストを紹介しています。
ガンゴルフ・ウルブリヒト…。
朝青竜の本名 ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジくらいに覚えにくい名前です。
一体、ガンゴルフさんって、何者でしょう??
正解は、ドイツの紙漉職人。
紙漉きへの飽くなき探求心から、
日本に1年間みっちり和紙の修行にも来たこともあるのだとか。
今回の展示では、本人を含め7人のアーティストが、
そんなガンゴルフさん特製の紙を使用して制作した作品を発表しています。
このカラフルな作品に使われているのは、
絵の具ではなく、 紙料 (=紙になる前の繊維) 。
つまり、こちらは、紙on紙。
紙だけで、こんなに表情豊かな作品が出来るのですね。
一方、ある意味、衝撃だったのが、
今回唯一の日本人作家・流水彩子さんの 《KAMI》 という作品。
(画像はありません。あしからず)
こちらは、一見普通の和紙に見えるのですが、
よく観ると、その和紙の中に、数本の髪の毛が一緒に漉かれています。
つまり、髪in紙。
It’s ジャパニーズジョークです。
さて、東京アートミュージアムの建物の話に戻しまして。
この美術館の魅力もまた、
他の安藤忠雄設計の美術館同様に、外観よりも内部にあります。
この東京アートミュージアムの一番の魅力は、何と言っても・・・
スリットからも、ちょっと見えてる、この階段。
まるで何かに導かれるように、この階段を上がっていくと、
吹き抜け空間となっている展示室に、まるで浮いているかのような錯覚を覚えるのです。
この自由さや解放感は、他の美術館では味わえない感覚です。
(高所恐怖症の僕は、ビビってしょうがなかったですがw)
ちなみに、階段を上がった先に、
フベルトゥス・ヘスという作家の作品が待っていました。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
そこに展示してあったのは、うちわ型の和紙の上に、
ヤングアニマルに載っていそうなエロマンガのコラージュが施された作品。
“いやいや、ここまで導かれるように観進めてきて、ラストがこれかよ!”
建物への感動が、エロマンガのせいで、吹っ飛びました。
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建物はいいけど、展示が。。。。。
1ツ星。
内容次第では、もっと良い美術展が期待できそうな美術館。
東京アートミュージアム、これから要チェックです。
ちゃんと、これから注目しますので、
月・火・水休みという週休3日制は何とかして下さい。
ちょっと休み過ぎです (笑)
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