ポーラ美術館コレクション展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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かねてより、観てみたい、

と思っていたポーラ美術館コレクションを観に、ポーラ美術館に行ってきました。


…もとい。


ポーラ美術館コレクション展を観に、横浜美術館に行ってきました。



のっけから、何だかややこしくて、すいません。。。


現在、横浜美術館で開催しているのが、

“ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ” という美術展なのです。



ポーラ美術館も、横浜美術館も、ともに神奈川県内。

最近の “オルセー美術館展” や、

“カポディモンテ美術館展” に比べれば、何たる近距離移動 (笑) !

ちなみに、ポーラ美術館と横浜美術館は、

電車移動で、約2時間くらいしかかからないのだとか。

ポーラ美術館のコレクションからすれば、

ちょっと近場の親戚の家にホームステイに行く感覚のようなものかもしれないですね。



とは言え、ポーラ美術館は、都心からはなかなか遠く…。

ちょっとした小旅行感覚で行かねばなりません。

その点、みなとみらいにある横浜美術館は、

都心から気軽に立ち寄れる場所にあります。


そういう意味で、今回のポーラ美術館コレクション展は、

都心に住む美術ファンにとっては、何とも嬉しい展開の美術展と言えそうです。

星星



さてさて、今回の展示で一番驚かされたのは、

何と言っても、ポーラ美術館のコレクションの充実っぷり。

その総数、実に9500点 (!) 。

日本にも、個人でこんなに美術を集めていた方がいたことに、改めて驚かされます。

また、そのコレクションに、ほぼ偏りがないのにも、驚きです。

誰か特定の画家だけを集めるわけでも、

特定の時代、特定の美術様式、特定のジャンルだけを集めるわけでもなし。

“美術の教科書のような” という形容詞が、

これほど当てはまるコレクションは、他にはないのではないでしょうか。



今回の横浜美術館の美術展では、

そんなポーラ美術館のコレクションの中から選りすぐりの74点が展示されています。

そのどれも、美術ファンにとっては、お馴染みの作家の作品ばかり。

一人として、 「ん~、誰?」 という作家はいませんでした。


どれも見ごたえありですが、

いくつかに絞って、ご紹介してまいりましょう。

まず一番の目玉作品は、文句なしでこちら↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-海辺の母子像



「青の時代」 のピカソの傑作と謳われる 《海辺の母子像》

ポーラ美術館で門外不出とされる作品だそうです。

確かに、門外不出にしたくなるほど、厳かなオーラがある一枚でした。

全体的に青く暗いトーンに映える一輪の花の赤い色が何とも。。。



もう一枚は、ポスターにも使われているモネの 《睡蓮の池》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-睡蓮の池



こちらは、 「ザ・印象派」 な一枚。

多少、印象派の作品に見飽きた感があった僕ですが、

それでも、この王道を一直線で行くようなモネの絵には、思わず足を止めてみてしまいました。

観ているだけで、心が満たされる。

目に優しい作品です。



さて、他にも気になった作品をいくつか。

《グランカンの干潮》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-グランカンの干潮



点描画でお馴染みのスーラの作品。

相変わらず、点描スタイルで、風景画を描いているわけですが。

よく観れば、額縁のように周囲に描かれているのも、また点描スタイル。

「そこは点描じゃなくてもいいだろw」 と言いたくなる一枚。



ルドンの 《日本風の花瓶》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-日本風の花瓶



日本風の花瓶…。

日本人を長いことやっていますが、

こんな花瓶を日本の家で見たことはありません。

《日本風の花瓶》 ではなくて、

《日本風の絵が描いてある花瓶》 が正しいのでしょう。

てか、何ですか、この花の美しさを殺すイラストは?!



キスリングの 《ファルコネッティ嬢》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ファルコネッティ嬢



1927年の作品です。

こんなに昔から、蓮舫のようなショートカットの女性がいたことに驚きました。



他にも、ゴッホやルノワールや、

シャガールや藤田嗣治やモディリアーニといった有名作家の作品がたくさん。

「箱根は遠い…」 と思っている全ての美術ファンにオススメの展示です。

「横浜も遠い…」 と思っている方は・・・すいません (笑)





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