大昆虫博 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

昨日の記事 は、画的に大変失礼いたしました<m(__)m>



なぜ、あのようなものを買ってしまったのか。

その理由は、つまるところ、

江戸東京博物館で開催中の “大昆虫博” が楽しかったからに他なりません。



「何でまた、江戸東京博物館で、 『昆虫』 の展示なんだ??」


とか、


「公式HPの 『今までにない、新感覚の展示を楽しもう!』 って、どーゆーこと??」


とか。

虫が苦手なこともあって、

ほとんど…というか、全く期待していない展示だったのですが、

これがなかなかどうして、面白かったのです。


まず会場に入る前に、

彫刻家・中嶋大道さんによる 《ステンレス虫・トノサマバッタ》 がお出迎え。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ステンレス虫・トノサマバッタ



「あ、こういうのもあるのね♪」


と、虫オンリーの展示を覚悟していただけに、ちょっと気が楽になりました。

そして、いざ会場へ。

(会場は、フラッシュ禁止ですが、撮影可能です)



最初のゾーンは、 「日本の四季と虫」 の展示。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



日本の虫が、四季ごとに展示されています。

まぁ、この辺りは、予想していた範囲の展示です (←何様?)



しかし、早くも次の 「東京の虫たち」 のゾーンから、

予想だにしなかった光景が広がっていました。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-やくみつる



そのコーナーは、やくみつるのほぼ独断場。

江戸博で、やくみつる。

まさに新感覚。


丸二日かけて山手線の全29駅で昆虫採集をした模様のパネルだったり、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-やくみつる



やくみつる作の東京で 《増えた虫・減った虫番付》 があったり。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-増えた虫・減った虫番付



他にも、やくみつるの仕事場の再現なんかもありました。

このゾーンだけ見たら、単なる (?) 大やくみつる博です。



お次は、 「日本人と虫」 というゾーン。

(こちらのみ写真撮影は禁止です)


展示してあるのは、虫にまつわる江戸東京博物館の所蔵品。

虫が描かれた浮世絵や、虫がデザインされた櫛や印籠などなど。

このゾーンだけは、いかにも江戸博らしい展示スペースでした。

こちらで、是非、皆様に観て頂きたいのが、

《甲冑 (本小礼濃勝糸威二枚胴具足) 》 という江戸時代の甲冑。

兜にとんでもないものが、くっついています。

思わず笑ってしまうデザインです。

こんな甲冑もあるんですね。



そして、いよいよメインゾーンの 「大昆虫フィールド」

昆虫たちが、ワショーイしていますヽ(´∀`)ノ


全国の小学生男子が、絶対喜ぶ展示です。

(でも、よいこのみんなは、ぶらさがっちゃダメだぞ)


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



展示ケースも、ご覧のような凝りよう。

かなり力入っていて、スゴイです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



しかし、展示ケースに輪をかけて、

展示されている昆虫たちが、スゴイ!

僕の知っている昆虫観が、だいぶ変わりました。


何よりも、美しかったです。

下手したら、アート以上に、美しいかもしれません。


トリバネアゲハの一種。

色もキレイですが、洗練されたデザインされたようなフォルムにうっとりです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



青い蝶も美しすぎます。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



さらに、美しい青い蝶。

もしかしたら、フェルメールブルーを上回るかもしれません。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



ちなみに、一匹だけいる地味なのは、メス。

この蝶は、女子力の底上げが必要です。



黒い枠があって、シースルーで。

まるで切り絵のような蝶々です。

初めて観ました。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



こちらは、全部シースルー。

誰かが作ったとしか思えない出来栄え (?) です。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



さて、美しいの蝶だけではありません。

玉虫も、神秘的なくらいに美しかったです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博  



綺麗なのですが、名前は、ホウセキゾウムシ。

“宝石” と “ゾウムシ” とで、何となくプラマイゼロ。

残念なネーミングです。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



綺麗なだけがアートではありません。

擬態の能力。それもまたアート。


まずは、わりと有名ですが、コノハチョウ。

この完コピ能力には、驚嘆です。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



もっとスゴかったのが、フクロウチョウ。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



どうしてフクロウにチャレンジしてみたのでしょう?

彼らがスゴイのは、羽をフクロウに見立てただけでなく、

自分の胴体部分全体を、フクロウの鼻筋に見立てている点。

仮装大賞で優勝を狙えるくらいの頑張りようです。

来世では、フクロウに生まれ変われると良いですね。



ここからは、ナニコレ珍昆虫をご紹介。

まずは、ハーレーダビッドソンのようなテナガカミキリ。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



長くなるにもほどがあります。

こんだけ長いと、鼻がかゆくなっても掻けないです。


長いシリーズ (?) 2発目!


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



その名も、ドウナガテナガコガネ。

ドウナガで、テナガなのでなく、

もしかしたら、足の方が短いのでは?

タンソクコガネだったのかもしれないです。



こちらは、トガリメカレキカマキリ。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-大昆虫博



トガリメ・・・?

よぉく目を観て下さい。

スネ夫のママのメガネの如く尖ってます。
“トガリメ” とは、 “尖り目” だったのですね。




他にも紹介したい昆虫は、

うじゃうじゃいますが、この辺で。

ここまででも十二分に楽しめましたが、

最後にオススメしたいのが、こちらのコーナー。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-小檜山



小檜山さんが、どなたかは存じ上げませんでしたが。

こちらでは、専用のメガネをかけることで、

今話題の3D映像で、昆虫たちを観ることが出来ます。

ちょっとしたアバター体験です。



星星星

昆虫がスゴイ!

それにも負けないくらい、展示の工夫もスゴイ!

この夏、子どもと行きたい美術展No.1になること間違いなしでしょう!

飛んで気に入る夏の虫展です。





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