Film:15 『カラヴァッジオ』 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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今回、借りてみたDVDは、こちら↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カラヴァッジオ



■カラヴァッジオ

 

  監督:デレク・ジャーマン

  出演:ナイジェル・テリー

      ショーン・ビーン

      デクスター・フレッチャー


   1986/イギリス/93分

 

 

86年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した英国出身のデレク・ジャーマン監督による画家・カラヴァッジォの生涯を描いたドラマ。

死の床に就くカラヴァッジォの脳裏に、これまでの人生、同性愛、暴力、殺人など、さまざまな想い出が蘇り始める。 (「キネマ旬報社」データベースより)




「今年の2月に公開された映画 『カラヴァッジョ/天才画家の光と影』


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-カラヴァッジョ/天才画家の光と影



が、もうレンタル開始?



・・・と思いきや、1986年にもカラヴァッジョを題材にした映画があったとのこと。

まったく知りませんでした(^^;


ともあれ、20年以上前のカラヴァッジョ映画を観てみました。

主人公は、もちろんカラヴァッジョでしたが、

何だか丹古母鬼馬二を頑張ってイケメンにした感じの風貌。

ここまでワイルドな顔かなぁと、少々違和感を覚えつつも、

それ以外は、カラヴァッジョの名作が次々登場していくので、楽しく拝見しておりました。

登場する絵画だけでなく、

映画の構図自体も、一つのカラヴァッジョの絵画のようで。

映像美を堪能していたのでございます。




・・・が!!


映画の中盤に、あり得ないシーンを発見。

電卓が登場したのです。

それも堂々と。


舞台は、17世紀。

どう見積もっても、電卓が登場するにはまだ早い。


頭に “???” を浮かべていると、

お次はタイプライター、アイスクリーム、ジャズの演奏、オートバイ…と、

怒涛の現代文明の登場っぷり。


“何なんだ、この映画は?”


フィクションにもほどがありました。

そこから、ラストまでは、完全に映画に置いてけぼりにされた感じでした。



この映画を撮った監督は、相当ぶっとんでます。

・・・と、調べてみると、監督のデレク・ジャーマン。

あの名作 (迷作?) 映画 『BLUE』 の作者であることが判明。


“あぁ、その方なら、これくらいのこと (=時代背景の無視) はするでしょうね・・・”


と、妙に納得です。


ちなみに、『BLUE』 とは、最初から最後までの74分間・・・


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-blue



ずーーーーーっと、このブルーのシーンだけという映画。

(ナレーションや音楽はあるそうですが)



アーティスティックな映画監督によるアートな映画。

現代アートを観ているようでした。

もちろん観終わった後の気分は、ブルーです。


半分星 ほし ほし ほし ほし (星0・5つ)」





~映画に登場する名画~


《聖母の死》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-聖母の死