日曜に、府中市美術館に行ってまいりました。
府中の森公園は、そろそろ桜が満開になりそうです。
お花見したいですね♪
現在、府中市美術館で開催中の美術展は、
“歌川国芳 奇と笑いの木版画” のはずですが、何故か看板は・・・
英語表記で “UTAGAWA Kuniyoshi” 。
しかも、 「猫も頑張っています」 という謎フレーズ。
この看板だけでは、美術展なのかどうかもよくわかりません。
さすが、センス抜群の府中市美術館。
今回も期待に応えてくれそうな予感です (笑)!
さて、そんな府中市美術館に代わりまして、
僭越ながら、僕が今回の美術展の紹介を。
自画像なのに、背を向けています (笑)
この一枚からもわかるように、
江戸末期に、奇抜なアイディアとユーモアで人気を得た浮世絵師です。
もっとも有名なのは、
こちらの 《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》 という一枚。
(今回の展示にももちろん出展されています)
おそらくこの絵を目にしたことがない日本人は、いないのではないでしょうか。
…というくらいに有名な浮世絵作品。
『欽ちゃんの仮装大賞』 にも、
きっと大きな影響を与えた作品であるような気がします。
今なお色褪せないユーモア溢れる国芳の浮世絵は、
昨年、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開かれた 「KUNIYOSHI」 展で、一大ブームに!
ヨーロッパを席巻した、そんな 「KUNIYOSHI」 展は、
ちょうど今、芸術の中心地・ニューヨークで絶賛開催中なのだとか。
それと全く同時期に行われる、ここ府中市美術館の国芳展。
“これは、世界が注目してもおかしくない!”
あっ!
そういうわけで、看板は英語表記にしたのでしょうかね。
ともあれ、府中市美術館の国芳展は、
ニューヨークでの 「KUNIYOSHI」 展にも、決して引けを取らない内容。
前後期合わせて225点も出展されるという、
間違いなく過去最大規模の歌川国芳展なのです!
ではでは、前期出展作品の中で気になった作品を、いくつかご紹介いたしましょう!
まずは、ド迫力系を2点。
《讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》
画面いっぱいに描かれたでっかい魚は、ワニザメだそうで。
鱗一枚一枚が、渦巻きになっている不思議な怪物です(もちろん架空の)
ワニザメと波の迫力ばかりに目がいきますが、
実物の浮世絵で一番目を引くのが、カラス天狗。
画像や印刷物では決して伝わらない技法 (印刷方?) が使われています。
是非、一見のほどを。
《宮本武蔵と巨鯨》
『バカボンド』 は、たまに読んでいますが、
確か、こんなシーンは無かったような。。。
武蔵は、クジラとも闘っていたのですね。
絵から伝わってくる迫力は、相当なものでした。
思わず息を呑んでしまいます。
鯨と日本人は、こうして真剣に向き合ってきたのです。
・・・と、シーシェパードの皆様に、是非見せてあげたい一枚。
続いて、ユーモア系をご紹介。
《荷宝蔵壁のむだ書》
「アハハ・・・落書きみたい・・・(笑)」
と思った方、正解です!
そう、これは落書きをモチーフにした浮世絵。
時は、江戸。老中・水野忠邦の享保の改革により、役者絵販売が禁止となったのでございます。
「役者絵を描いちゃいけねぇってなら、役者の落書きを描いてやろうじゃねぇの」
ってなノリで国芳が描いたのが、この作品。
実に見習いたいユーモアのセンスです。
無類の猫好きで知られる国芳の猫作品も紹介しておきましょう。
これまた遊郭の絵が禁止と言うことで、
人を猫にして描いてしまったという洒落た一枚。
それだけでもユーモラスですが、
国芳の笑いのセンスは、実に細かいところにも表れているのです。
クリックして拡大した後、手前の虎猫の着物の柄に注目してみて下さい。
なんと、小判柄
(笑)!
同じように、こちらの 《道外化もの夕涼み》
一番右に描かれている化け物の浴衣の柄をよく見ると・・・
「ド」 と 「ロ」 の文字
お化けですから、 「ドロドロドロドロ…」 ということなのでしょうね。
いやぁ、他にもまだまだ紹介したい作品があります。
それくらい面白い作品が多い展示です。
しかし、これだけでは終わらないのが府中市美術館の魅力。
国芳展の会場には、
大人も楽しめるぱれたん寺子屋なるコーナーがあるのです。
(ぱれたん・・・府中市美術館のオリジナルキャラクター)
ぱれたん寺子屋には、何やら5つのスタンプが並んで設置されておりました。
一人一枚無地のポストカードをもらって、順番にスタンプを押していきます。
黄色 ⇒ 赤 ⇒ 青 ⇒ 紫 ⇒ 黒の順に押して、出来あがった図柄は・・・
“ぱれ踊り” て・・・ (笑)?
“ぱれ芳” て・・・ (笑)??
府中市美術館は、相変わらずのセンスです。
ちなみに、上の一枚は、僕のではありません。
あまりに自分がやったら下手くそだったので、上手い人のを撮らせて頂いたのです (笑)
自分のは、こんな感じに。。。
ズレまくりです![]()
自分、相当に不器用ですから。
「ぱれたん寺子屋・・・あれっ、むら田は?」
そう思っている全国のむら田ファンの皆様、お待たせしました!
以前の記事 で紹介して以来、じわじわとむら田ファンが増えているようです。
むら田テラーとしては嬉しい限りです (←?)
今回、何と、むら田は、ぱれたん寺子屋の横で、
むら田屋を開業しています!!
むら田屋とは、江戸の絵草紙屋をモチーフにしたお店で、
今回の展示の図録やポストカードを、実際に販売しているのです。
2010年。むら田は、ついにビジネス界にも手を伸ばしたようです。
むら田の活躍は、誰にも止められません (笑)
僕も、むら田屋で、
まんまとポストカードを買わされてしまいました。
こちらは、国芳の数ある浮世絵の中から、
猫だけをトリミングし、レイアウトしたむら田屋でしか買えないオリジナルポストカード (100円) です。
むら田め!なかなかの商売上手です!!
というわけで、国芳の浮世絵も質・量ともに最高!
むら田の活躍っぷりも最高!!
言うことなしです。
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3ツ星。
早くも後期が楽しみです!











