美しの和紙-天平の昔から未来へ- | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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現在、サントリー美術館では、

“美しの和紙-天平の昔から未来へ-” という美術展が開催中です。

こちらは、日本文化を支えてきた…と言っても過言ではない “和紙” をテーマにした美術展。


それを聞いての僕の第一印象は、


“地味だなぁ…”


でした。

しかも、それに加えて、タイトルが、


『美し (うるわし) の和紙 (わし) 』


でして。


“ダジャレだなぁ…”


という第二印象も。


というわけで、正直なところ。

全く行く気が起こらない美術展でした!




ところが。



この美術展に行かれた方の感想をブログ等で読む限り、

皆一様に、好評価を下しておりまして。

それならば、騙されたと思って行ってみようと決心した次第です。



さて、思いきって行ってみた、率直な感想は一言。


「意外と面白い♪」


これは、今年の芸術の秋のダークホース的な美術展でした。


一口に “和紙” と言っても、いろんな和紙があるわけです。


例えば、重要文化財である 《法華経普門品》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-法華経普門品



お経が書かれているのは、もちろん和紙の上。

こんなにボロボロでも、なんとか原型は留めています。

和紙の耐久力には、凄いものがあります。はい。


現存する最古の戸籍 《筑前国嶋郡川辺里戸籍断簡》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-筑前国嶋郡川辺里戸籍断簡



これまた、もちろん和紙に書かれています。

何が書いてあるかは、よくわかりませんでしたが (笑)


江戸時代の折り紙読本 《かやら草(ぐさ)》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-かやら草(ぐさ)



この和紙に描かれているのは、和紙を使った遊びです。

僕が観賞した時には、お雛様の折り方でなく、

手長猿の折り方のページが開かれていました。



まぁ、ここら辺りの和紙は、想像の範囲内と言えば、想像の範囲内。

しかし、和紙の国・日本には、まだまだ身の回りに和紙があるのです。

襖も障子も、和紙ならば、提灯や熨斗袋も和紙。

また、会場にはこんな和紙も。


《石清水祭供花神饌》                《椿の造り花》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-石清水祭供花神饌  アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-椿の造り花



これらは、神仏に捧げる和紙で造られた花々。

ペーパークラフトのようで、ちょっと違う。

そんな味わいのあるこれらの作品、必見です♪


《梅熨斗蝶模様小袖》                 《梅熨斗鶴模様小袖》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-梅熨斗蝶模様小袖   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-梅熨斗鶴模様小袖



普通に端麗なお着物のようですが、これも和紙で出来ています。

雨が降ったら、大変なことになってしまいそうですよね。。。



鹿児島寿蔵作の 《さぬのちがみのおとめ》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-さぬのちがみのおとめ



この人形も和紙製。

このアングルは、まぁまぁですが (←写真を撮った人に失礼!) 、

斜め45゜から観た姿が、一番美しかったです♪




そして、今回の美術展の一番の目玉は何と言っても、

イサム・ノグチ作の 《2mのあかり》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-2mのあかり



本当に2mあります。

ジャイアント馬場クラスの超巨大なあかり。

自分の部屋にこの照明具を置いたら、

生活スペースは、確実に無くなります (笑)

でも、巨大なのに、不思議と圧迫感はありません。

むしろ優しい感じ。

おそらく和紙の持つ柔らかさ故なのでしょうね。


この作品だけでも、見る価値アリです!

是非、優しい光に包まれてみて下さいませ。

星星



和紙の優しさに包まれたくなったら、サントリー美術館へ。

和紙1枚 (=1000円) で堪能できますよ。




皆様の優しさで、

ブログのランキングが上がれば、幸いです(UvU)

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