“特別展 慶應義塾創立150年記念 夢と追憶の江戸 -高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展-” 。
中期が始まりましたので、早速行ってまいりました。(11月1日まで)
美術展の様子は、ほぼ前期と一緒ですので、
どんな美術展なのかを知りたい方は、こちらをお読み頂ければと。
というわけで、今回は、美術展の紹介部分を大幅にカット出来て、非常に楽な展開 (笑)
あとは、前期とはガラッと変わった展示の内容に触れるのみです。
中期の展示の目玉は、まず間違いなく、この2枚。
歌川広重の 《大はしあたけの夕立》 と、

葛飾北斎の 《神奈川沖浪裏》

この浮世絵の中でも屈指の名作を2点。
しかも、保存が最高にいい状態のモノを観れるだけでも、行く価値はアリです♪

まぁ、でも、評価は、前期と同じ理由で1つ星ですが。
さて、確かに、中期の今回、この2点は、スゴイ!
ただ、他は、全体的に見ると、
前期に比べたら、小粒な印象…。
「これは!」 って思う作品は少なかったです。
とりあえず、そんな中でも印象に残った作品をご紹介いたしましょう!
まずは、こちら。
鳥居清長の 《隅田川渡し船》

八頭身のモデル体型美人を描くことでお馴染みの鳥居清長。
今回の作品も、モデル体型の美人がたくさん。
しかも、隅田川に浮かんだ船の上。
“あ、この光景、どこかで見たことある!”
会場で、突如、デ・ジャヴに襲われました。
そして、5分後、そのデ・ジャヴの正体がわかりました!
その正体は、あのCMでした。
(ロングver.)
そう考えると (←どう考えると?) 、
《隅田川渡し船》 は江戸版MAQuillAGEのCMだったのかも。
それから、一番印象に残っているのは、前期と同じく、今回も月岡芳年。
《芳流閣両雄動》

こちらは、 「里見八犬伝」 のワンシーンを描いたものだそうですが。
縦長の構図と言うのが、何ともドラマチックです。
さらに、心惹かれたのが、 《月百姿》 シリーズ。
これは、月にちなんだ物語や説話を題材とした、全100枚からなる歴史画です。
今回は、そのうちの2点が展示されていましたが、どちらも良かったです♪
《月百姿 玉兎 孫悟空》

孫悟空なのに、赤い衣装でないのが、何とも憎い演出です。
…しかし、孫悟空って、月に関係ありましたっけ??
確かに、もう一人の孫悟空は、月を見ると、大猿に変身しますが。
そして、 《月百姿 源氏夕顔巻》

幽霊になった夕顔 (源氏物語の登場人物) を描いた一枚。
ミュシャっぽいような魅力もあり、
FFのキャラクター画のような魅力もあり。
何ともファンタジーな魅力にあふれた作品。
いやぁ、何となく新鮮味のない印象の浮世絵ですが、
まだまだ知られざる魅力的な作品は、たくさんあるのですね。
アートテラーとして、一人でも多くの人に、これらの作品を紹介出来たらと思います。
そうですね。
場所と日時は、11月1日に、カレッタ汐留で…っと、まだこれは内緒♪
アートテラーが芸術の秋にお送りする最大のイベント。
その詳細は、後日。刮目して待たれよ!