コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選― | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

美術を、もっともっと身近なものに。もっともっと楽しいものに。もっともっと笑えるものに。

藝大の学食で、悲しい目にあった後、 (こちらを参照

東京藝術大学大学美術館に行ってまいりました!


現在、開催しているのは、

“コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―”



東京藝術大学の120年の歴史の中で収集されてきたコレクションの中から、

通常公開する機会のないものも織り交ぜ、厳選された約140点を紹介しようという美術展。


教科書でお馴染みの…


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鮭



高橋由一の 《鮭》 をはじめ、

上村松園の 《序の舞》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-序の舞



先日、発見されてニュースにもなった藤田嗣治の学生時代の作品、

(全然、藤田っぽくないです)


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-婦人像



…などなど。

観応えのある作品のオンパレード!

これで、お値段はたったの500円!

(ぐるっとパスを持ってたら、無料です!)

さすが、藝大!太っ腹です!!

変な丼を食わされたイライラも、すっかり解消です(笑)



いやぁ、本当にお宝だらけの美術展です。

一番ビックリしたのは、

昨年の秋に開催されていた美術展 では、

最大の目玉として展示されていた…


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-悲母観音



こちらの 《悲母観音》 が、

去年とは打って変わって、その他一枚くらいの扱いでしかなかったこと。

主役級の作品を取り揃えているので、致し方ないことなのでしょうね。



他にも、若冲の 《鯉図》 や、


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鯉図



曽我蕭白の 《群仙図屏風》

(画像は、右隻のみですが、展示では左右揃っています)


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-群仙図屏風



など、江戸時代の作品も充実。

日本美術が好きな人にとっても楽しめる美術展になっています。



いろいろと目に留まる作品があったのですが、

特に今回は、妙に “かわいぃ~” な動物作品が多かった気がします。

なので、そのうちの3作品をご紹介しましょう。


まずは、山崎覚太郎の 《猿蒔絵風爐前屏風》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-猿蒔絵風爐前屏風



何猿かは、ちょっとわかりかねますが、

デザイン的で、妙に可愛いです。しっぽが、特に。

ちなみに、この作品。絵画ではなく、漆芸作品。

漆で描かれているのです。



それから、

元禄11年に作られた井村好兵衛の 《白狐》

(画像はモノクロですが、実際はカラーです)


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-白狐



これまた、妙にかわいかったです。

寄木細工とのことでしたが、かなりのパーツが組み合わされていました。

そういうパズルなのかと思ってしまったほどです。



そして、ラストは、朝倉文夫の猫の彫刻作品。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-つるされた猫



今まで、猫をモチーフにした作品を、数多く観てきましたが、

これは反則です(笑) 。

かわいいに決まってます!


タイトルは、ズバリ 《つるされた猫》

つるしてる人の小指が立ってるのも、萌えポイントです (←?) 。



他にも、まだまだ見どころいっぱいの美術展。

しかも、8月16日までに行くと、同じ藝大美術館の3Fで開催中の

“天皇陛下御在位二十年記念 日本藝術院所蔵作品展”

という、これまた大御所の作品がたくさんある美術展が、無料で観られちゃいます!


星星

“ただ並べて展示してあるだけの感” は、多少否めませんでしたが、

作品自体が持つ力だけで、十分に観応えのある展示となっていました。

上野に行く際は、藝大美術館は要チェックです♪





Blogランキングへ  にほんブログ村 美術ブログへ