ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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国立西洋美術館で6月14日まで開催されている “ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画”


感想は、ただ一言。


「この美術展はスゴい…」


これは、まさしく、2009年マストの美術展でした。

先週行われたイベント で取り上げる美術展ということもあって、

僕は1ヶ月前くらいに行ったのですが、今でもその時の感動は残っているほど。

本当に出展作品のレベルが高い美術展で、

この観シュランガイドとしても、文句なしに3つ星美術展です!

星星星


いや、上限がなければ、

星星星星星という評価にしたいくらいです。



「美術ファンも、そうでない方にも、

 是非、ルーブル美術館展に行って頂きたい!」



…しかし。

美術展会場は、大変混雑しているようです。

30分待ちだとか、会場内でも押し合いへしあいだとか。

尻込みしたくなるような情報が飛び交っています。



そこで、僕は考えました。

アートテラーとして、何か出来ることはないものか、と。

その結果、あることを思いつきました!


“この観シュランガイドでは、

 会場内であまり混雑していなかった (人気がなかった?) 絵を紹介しよう!”


と。



フェルメールや、レンブラント、ベラスケス、ラ・トゥール…etc

といった、今回の目玉作品の前は、混雑必至!

もちろん、その作品が素晴らしいのは言うまでもなし。


言うまでもなしなので、

あえて、僕が感想などを語る必要もなし。

それに、これらの作家については、

先週のイベントでお話してきましたし。


そこで、今回の観シュランガイドでは、

本当はスゴい作品なのでしょうが、フェルメールやレンブラントといった超1級作品たちと比べられたことで、

悲しいかな、霞んでしまった作品をご紹介いたします。

これらの作品の前は、空いているはずですよ♪



その1 サミュエル・ホフマン 《果物と野菜のある静物》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-果物と野菜のある静物
 

 

今まで数々の静物画を観てきましたが、

この作品が一番レベルが高いのではないかなぁと思いました。

サクランボの質感。手前にあるセロリの質感。

テーブルクロスの質感。金属の質感。

どれもこれも、ため息が出るくらいに巧い。


…なのに、静物画は他の作品と比べると地味だからか、

わりとスルーされがちでした。

それが一番のため息ものです。

 



その2 17世紀フランドル派 《襲撃》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-襲撃
 

 

一見すると、のどかな風景画。

“えっ、これのどこが 『襲撃』 なの?”

と思っていたら、右下に襲撃されている人が!

これに気づいた時に、


「ちょwwwwww」


と、なりました。

人が襲撃されているという一大事なのに、

いくらなんでも、画面上での扱いが小さすぎです。




その3 アンニバーレ・カラッチとその工房 《聖ステパノの石打ち》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-聖ステパノの石打ち
 

 

最初のキリスト教の殉職者となった聖ステパノが描かれている一枚。

今、まさに石打ちの刑を執行されるという緊迫の一瞬。

しかし、その悲惨さな場面よりも、

画面中央の天使に目が行ってしまいます。

妙にユーモラスな感じの天使。

これが、漫画ならば、


「バビューン!」


って効果音が、描き込まれていそうです。




その4 ペドロ・ヌーニェス・デ・ビリャビセンシオ 《ムール貝を食べる少年たち》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ムール貝を食べる少年たち

 

 

左側に描かれている男の子の表情が、

何とも味があるなぁと印象に残った作品。


“この表情、どこかで見たような…??”


と、いろいろと考えていたら、

たむらけんじの 「ちゃ~」 の時の表情に似ていることに思い至りました。


あと、作品とは関係ないですが。

作者の名前を噛まずに言える人がいるのか気になります。




その5 フランチェスコ・アルバーニ 《鹿に変身させられたアクタイオン》


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-鹿に変身させられたアクタイオン
 

 

この作品を観た時、

“はじめまして、かみたまです。” シリーズをやっていて、心底良かったなぁと思いました。

なぜなら、この作品には、一切解説がされていなかったのです。

これは、アルテミスとアクタイオンのストーリーを知らなかったら、絶対に楽しめない作品。

事実、ほとんどの人が、素通りでした。

この絵に描かれているストーリーがわからない方は、

下の記事を今すぐチェック!


http://ameblo.mom/artony/entry-10201357485.html