第5柱  はじめまして、阿修羅です。 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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「おぅおぅ、俺の名前は阿修羅だ!
 今日は気合入れて自己紹介するんで、夜露死苦!!

 んで、何から話せばいいんだよ?!
 あ゛?生まれた場所か?

 俺は、インドで生まれてよ。
 あ゛?カレー?好きだよ!毎日、食ってたよ!!文句あっかよ?!
 ・・・って、ここ別にキレるとこじゃねぇか。
 んでよ、インドにいた時は、“アスラ” って名前だったんだけどな。
 中国に渡った時によ。
 勝手に、そこに 『阿修羅』 って当て字を付けられたんだよ!
 ざけんじゃねぇよ!!
 なんでもよ、 『阿修羅』 の “阿” の字には、
 “○○ちゃん” って意味があるらしいじゃねぇか。
 んじゃ、俺は何か?“修羅ちゃん” か?
 “シュワちゃん” みてぇじゃねぇかよ!
 まぁ、シュワちゃんは強ぇから、いいけどよ。
 俺も、あんな筋肉欲しいわ。ありゃ、最強だよな。


 あ゛?話が脱線した?
 うっせーよ!わかってんよ!
 自己紹介続けりゃいいんだろ!!

 俺の姿って、ちょっと怖ぇだろ?
 顔が3つもあって、手が6本もあるんだよな。
 あ゛?何でそんなにあんのかって?
 知らねぇよ!生まれつきだよ!
 Tシャツ着れねぇんだよ!!
 

 ・・・・・・・とにかくよ。
 こういう姿を、三面六臂 (ろっぴ) って言うんだとよ。
 ちゃんと覚えたか?あ゛?

阿修羅像


 あー、これは、あれだ。
 日本で一番有名な俺の彫刻だな。
 俺はな、奈良の興福寺ってとこで用心棒をしてんのよ。
 これは、そこでの姿だな。
 自分で言うのもなんだけどよ、イケメンだろ?
 眉毛も細くしてるしな。
 女に結構モテんだぞ。
 
 でもよ、他のところにある俺の彫刻はダメだ。
 どれもメンチ切ってっからよ。
 女がビビっちゃうんだよな。
 まぁ、俺は闘いの神だからよ。
 メンチ切ってる顔のが、むしろ当たり前なんだけどな。

 俺にもよー、正義の神って時代もあったけどな。
 いろいろあって、今じゃすっかり悪役よ。

 おぅ、んじゃ、今日はその話すっか!!
 実はよ、俺には娘がいんだよ。
 シャチーっつぅんだけどな。
 これも、中国行ったらあれだぞ。
 『舎脂(しゃし)』 って、変な漢字にされたんだぜ。
 それだったら、『謝死』 のがカッコよくねぇか?
 ま、そりゃ今はいっか。
 とにかく、この舎脂がマジでマブいのなんのって。
 んでよー、こいつが大っきくなったら、
 帝釈天さんに、嫁にしてもらおうと考えてたんだわ。
 てか、帝釈天さん、知ってっか?
 仏教を守護する神々のヘッドをつとめててよ、
 “武勇の神” とも呼ばれてんだよ。
 超強ぇんだよ!マジ最強だよ!!
 帝釈天さんなら、俺の大事な舎脂を安心して預けられるってわけよ。

 それがよ・・・あー!思い出したら、
めちゃくちゃムカついて来た!!



 あの野郎、俺に断りなく、無理やり舎脂を拉致っていきやがったんだよ!
 いやよ、結果的には同じなんだけどよ。
 こっちから嫁にしてくれって頼むのと、
 勝手に娘を拉致られるのは、全然違ぇんだよ!
 カレーライスとハヤシライスくらい、違ぇんだよ!!
 あ、悪ぃ、よくわかんねぇ例えだな。

 とにかくよ、いくら帝釈天さんでも、ボコんねぇと気がおさまんねぇよ。
 んで、ブッコミをかけたわけよ!
 
 ・・・・んだけどよ、帝釈天さん、やっぱパネェくらいに強ぇんだわ!
 しかもよ、舎弟の四天王とかも加わってからよ、
 俺なんかが勝てるわけねぇよ。もうボッコボコよ。
 でもな。負けても負けても、また俺は立ち向かったわけだ。
 なんせ、可愛い舎脂のためだからな。
 そうそう、こん時の俺がよ、あまりに必死だったもんだからな。
 こういう風に、激しくバトってることを、
 俺の名前を使って、“修羅場” って呼ぶようになったんだとよ。

 んで、まぁ、そこから何日も負け続けて、ある時のことよ。
 
 「今日こそは、ボコボコにしてやんよ!」

 って、気合い入れ直したんだよ。
 そしたらよ。帝釈天さん、ビビって後退したわけだ。
 「これは、勝てんぞ!」 ってんで、一気に攻めようとしたんよ。
 そしたら、急に帝釈天さんのチームがよ、ピタッて動き止めたんだわ。
 いきなり止まるもんだからな。

 “あ゛?もしかして、帝釈天さんの罠じゃねぇのか!”
 
 って思うじゃねぇかよ。
 んで、慌てて俺の方が撤退したんだわ。
 
 んでな、後でダチから聞いたんだけどよ。
 あれって、帝釈天さんの作戦でも何でもなかったんだと!
 なんでも蟻がいたから、踏まねぇようにしたんだってよ!
 っざけんなよ!!俺はボコしたくせしてよ!蟻は踏まねぇのかよ!
 俺、蟻以下かよ!!
 
 しかもよ!
 このおかげで、「さすが格が違ぇわ」って、帝釈天さんの評判は上がったんだわ。
 反対に、帝釈天さんに何度も刃向ってる俺は、
 すっかり天界の中で、ワルモン扱いよ。クローズ扱いよ。
 そんで、最終的には、俺は天界から追放されたってわけだ。

 まぁ、そんなことは、俺は別に構わねぇんだけどよ。
 一つだけ、どうしても許せねぇことがあんだわ。
 それはな・・・・

 いつの間にか、帝釈天さんと、
舎脂がラブラブになってたんだよ!!


 なぁ?俺は何のために戦ってたんだよ!
 父親ってのは辛ぇなぁ!!」




「お、そうだ!このブログのランキングがあんだよ。
 押してくよな?押してくに決まってんよな?!とりあえず夜露死苦!!」
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