就学相談はデリケートな内容です。
目の前の「その子」を見ずして語れることは
何一つない。
そんな前提もこちらに書いています。
私が書くことは
「特定の個人」に該当する話ではありません。
誰か1人に当てはまる話ではないくらいに経験を重ねた内容です。
それでも個人を特定しないよう話を脚色します。
発達がゆっくりなAちゃん。
施設で、年単位で支援してきました。
私は、Aちゃんの就学先は
特別支援学校がいいと考えました。
特別支援学校なら、専門性の高い先生のもと
Aちゃんの発達に合った教育を受けられる。
おうちの方の障害受容ができない
気持ちごと受け止めてもらえる。
そう判断したからです。
しかし、Aちゃんの就学先は普通学級でした。
Aちゃんの苦労は容易に想像できます。
支援者側の意見や思いを伝えることは
おうちの方の気持ちに、どうしたって寄り添えない。
それをわかっていながら、お話する機会がありました。
そして、実感したことがあります。
私たちは子どもの幸せを第一に願っている
それを目指して支援することが責務だ
おうちの方の幸せを考えているのではない
おうちの方が幸せが子どもの情緒の安定などにつながるからサポートするし、
頑張っているおうちの方の味方でいたいと
常に思っている
しかし、親子の利益が反するなら
私たちは子どもの利益を守る立場に立つ
きれいごとでは通らないことがありますね。
上の人が言いました。
おうちの方が4年後に、
あの助言はこういうことだったのか?
と思ってくれたらいい。
おうちの方の気持ちを楽にしてあげたい。
けれど、それはできない。
耳障りの良いことばかり言えない。
それが私たち
子どもの支援者側の正義だと感じます。
児童相談所は、ときに利益が相反する保護者・児童、その双方の福祉を追及する仕事です。
それは無理があるなぁと感じます。


