2023年の記事を再UPします
読了した『家族と厄災』の感想です
コロナ禍で女性の自殺や、DVの相談件数が増加した。
家族の世話、食事作り。特に負担の大きな介護…。
日本の福祉の不備を支えてきたのが、家族愛。
犠牲になってきたのは常に女性。
家族は強者によって支配されている。
家族愛のようなベールで誤魔化されているが。
世の中をその視点で見られたことが
まずは大きな収穫だった。
筆者は「毒親」という言葉を絶対に使わない。
そんな嫌な言葉では解決にならないという主張には賛同する。
しかし私は、毒親と呼ぶに進化したことには
一定の効果を認めてよいのでは?と思う。
親を毒親と呼んだところで、
「反省する親もいない」し
「大男に小石を投げつけるに過ぎない」としても。
【被虐待児】だと言えなかった人たちが、
【うちの親は毒親だ】と言いやすくなった。
その心理的効果は大きいと感じる。
筆者は、アダルトチルドレンという
言葉を持ち込んだときに
大バッシングを受けてきた濃厚な経験がある。
戦うべきは「親を憎むなんて」「親を許せ」
という社会常識。
確かにそうなのだが
そこと戦うために、毒親という言葉を用いて、
分かりやすい共感を得てしまうことも
卑怯ではないと考える。
そう思うのも
専門家としての矜持から毒親への深い考察を持つ
筆者と比べて、自分の視界が狭いのだと思う。
ちなみに私も毒親育ち。
これは本に出てきた好きな言葉。
精神科医;樺沢紫苑の著書や、老子の言葉でもある。
私も毎日 答えを求めたい欲求でいっぱい。
けれど
不確実な揺らぎのなかで生きていくのが人生であり、人間らしさなのだろう。
盆栽のような小さな世界で
分かりやすさを求めてスマホばかり見ている
とは痛い指摘。
年末年始はデジタルからもう少し離れて、
本を読みたい![]()
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