なにかと話題のカルディを覗いてみたら

きゃっー!もしやこれは?

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と懐かしくなり買って帰りました


それは私が40歳になる前パートを始めた頃

職場に当時60代の女性職員がいらして

その方は子育て中パートで働きだし
その後定年まで正社員として勤め

定年後は職場に来るのが楽しいからと
週一度だけ勤務の通称M先生

M先生はコテコテの大阪のおばちゃんとは少し違い

穏やかで教養があってその上お家もお金持ちでと
それまでに会った事のない見た目は
おばさんでしたが素敵な女性がおられました


M先生の趣味の一つに旅があり

それも決まって一人旅

それは世界各国に渡って行かれ

中には、「先生、それはどこ?」ていう国もあったりして

「先生、危なくないですか?」と幾度となく尋ねた事がありました

でもいつも

「そんなの大丈夫よぉ」とさらりと返答されるのです

しばらく旅行に行ってこれた後には

必ずスタッフにお土産を配ってくださり

当時、カルディなどもなくて

輸入のお菓子はお土産以外は口にする事がなく

食いしん坊の私はいつもM先生からの
お土産をスタッフの誰よりも楽しみにしていたのです

ただ、その代わりといっては失礼ですが

M先生の教養溢れる、お土産話を聞かなくてはならず

それは、訪れた国の地理に始まり
それからその歴史にまで遡り、時には
政治にまで話しが届き延々と続くのです

食べた事のないお土産を目の前にして
まさにうちのガクがゴハンを待っている時のように

私は話しが早く終わらないかなぁとソワソワとし始めるのです

その状況を察してかM先生の
「あら?お土産食べていいのよ」の言葉を聞くや否や

「いただきまーす」と元気よく
スタッフ一同お土産に舌鼓

その間もM先生の話は続くのですが
もう誰も話などは聞いておらず

ひたすら頂いたお菓子の話しで盛り上がるのです

M先生は、ご自分の知性や教養をひからしたりなどはせず

そして、女性スタッフばかりの職場に多い
陰口にも決して乗ってくる事はなく
いつも公平で正しく堂々としており
まさしく公明正大という言葉がぴったりで

たまにさりげなく人生のアドバイスもくれたりして

若かった私はその良心の美しさと
溢れる言葉の数々の正しさに

「M先生は宗教がかっている」と皮肉っていました

ですが

私が歳を重ねていくうちにM先生を
思い出す事が多くなり

真似をしている部分は大いにあるのです

実は私の一人旅のにはM先生直伝の場所もいくつかあるのです

M先生のおススメなら間違いなし!というのが私の定説です

仕事においても
こんな時はM先生ならどう振舞われるかな?と考えてみたり


素敵な女性とは、その外見にスポットが当たりがちですが

本当に素敵な女性とは内面にあって
自分の知らぬ間に周りにいる人に良い
影響を与えられる
そんな女性なのかもしれない

さて話しが長くなりましたが

箱を開けて中身はそうこん感じだったわ

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コーヒーを入れて
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早速頂き、まず美味しい〜
でも、これがM先生から頂いたお土産だったか?
残念、味を思い出せませんでした


思い出の味は忘れてしまったけれど
素敵な女性は忘れません

私も随分と大人になったのだし
M先生のようにいつまでも心に残る
女性となれるよう精進せねばと思いつつ

美味しいワッフルを2枚立て続けに食べたのでした


 
 雑誌に掲載されました
 
おかげ様で重版しております、私の本
と併せて読んで頂けると嬉しです
 
4日に第8回のコラムが掲載されました
親の家を片付けた私が家から受け継いだ
「もの」について想いを書いています
 
このまま引き続き読んで頂くと嬉しいです