おはようございます
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1990年代前半の英国留学日記です。
現在の英国は随分変わっております。
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Yちゃんが帰国後、私はどうしてもロンドンで初めてのお一人様宿泊をしなくてはいけなくて。
私はこれまで一人でステイ先以外のところで寝泊りすると言う事が一度もなく来たのだけど、Yちゃんが帰国したその日一日だけはどうしてもロンドンで一泊しなくてはいけなかったのです。
実は超怖がりchickenシュリ、一人でB&B宿泊が怖い。
お化けが怖いとかそう言う事でなくて、治安面での恐怖。
つい最近も、泊まっていたB&Bに泥棒が入ったばかりだしねぇ![]()
それでなくてもU.K.に来て以来、宿泊先での怖い話、特に女性の宿泊に関する怖い話はたくさん聞いてきた![]()
今朝までYちゃんと一緒に泊まっていた宿だけど、1人になるとなんだか見える感じが違ってくる・・・←完全に気のせい![]()
そんな時、ちょっと調子よすぎるけど良いことを考えついた!![]()
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ずっと読んで下さっている方もすっかりもう忘れてしまっていると思うけど・・・
お金持ちタイワニーズボーイ、「ケイ」の所に、ロンドン最終日に荷物を全部引き取りに行かなくてはで。
久しぶりにケイのフラット(マンション)へ。
いつも荷物だけおかしてもらって、「わざわざお金払ってどこか宿泊するなら、部屋も空いているからただでここに泊まっていけば?」と親切に言ってくれるケイの提案をことごとく断ってきた私。
ただほど怖い物はない、とかいってね![]()
だけど今回だけはちょっとすがりたくなっていた・・・・←調子よすぎだろう!![]()
がしかし、今回のケイのフラット訪問は衝撃だった!
いつものようにフラットの1階でベルを鳴らし、ロックをはずしてもらって最上階へ。
扉の向こうには、いつもの笑顔のケイ。
「やぁシュリ、久し振り!旅行は楽しかったかい?」
そして
ケイの後ろから、別の人影が・・・
“Hello”
?
誰?
「あ、シュリは初対面だよね。
ジャスミン(正確なお名前忘れました)、僕のフィアンセだよ。」
????
えぇーーー!
フィアンセ?
初対面どころか初耳ですけど?!
「僕達はもうすぐ結婚するんだ。
彼女は日本語も話せるし、英語も子供の頃からシンガポール(といった気がする)に住んでいたからネイティヴ並だし、ほかにもフランス語やドイツ語もできるんだー。
だからシュリと日本語でも話せるよ。
話してみる?」
「彼女は台湾人ではなく、中国人なんだよ。
中国の華僑(たぶん華僑のことだと思う)の人。
シュリ、華僑って知ってる?」
社会の時間、習ったことがあるけど詳しくない。
中国人だけどビジネスなどに成功したなどの大金持ちで、中国には住んでいない~云々
というような社会の先生の説明が、かすかーに頭に残ってる。
(ちなみにウィキで今調べてみたけれど、私の記憶がかすってるけどちょっと違う?)
まー、とにかく超超超超お金持ちでやんごとなき家柄な事には違いない![]()
ジャスミンとケイは何やら中国語で一言二言話し、ジャスミンはにっこり微笑んで「失礼します」といって、奥の部屋へすすっと消えていった。
ケイも背が高いけれど、ジャスミンもすらっと背が高い。
そしてもちろん美人、和製美人。
中国人に“和製”という言葉はおかしいが、アジアンビューティーというとまた違う美しさを想像するだろうし、それではない。
私達アジア人が見て、正統派の美人。
ショートヘアが一層美しさを引き立たせているようだ。
白いブラウスに、チャイナドレスを思わせるような体にぴたっとフィットしたタイトなロングスカート。
無言でスタイルの良さを語る。
ただ日本人の私が少し古めかしく感じるのは、きっとデビーもお気に入りでよく取り入れていた「フリフリのブラウス」のせいだろう。
私が中学生の頃にとても流行ったようなブラウス。
ただし、ご両親が洋服やさんを営んでいて最新・人気のものをいつも着ていると豪語するデビーのブラウスよりも、絶対ゼロの数が一桁違うねと思わせる、見ただけで上質の白のブラウス、シルクのブラウスをジャスミンは着ていた。
前開きのボタンにそってシルクの上品なフリフリのブラウス。
(ここまで説明したら、どんなブラウスか分かってもらえる?爆)
とにかく
びっくりした!![]()
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いろんな意味で本当に驚いた!![]()
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内心、頭の中の私は口をあんぐり開けて驚いていた。
表面上の私は、にこやかに
「そうなんだー!おめでとう!!美しくて賢いフィアンセで、ケイも幸せね~!」と言っていたけれど
本心は
えっ?!ケイ、私に少しは気があるのかと思ってた!
・・・なんだ、やっぱり金持ちの気まぐれ、遊び心
いやむしろ、私の勘違い
勝手に私の自信過剰?
ただのうぬぼれ?
えーっ、えーっ、えーっ、うっそぉ~っっ?!
台湾人、いや、中国人お金持ちの神髄を見たように感じた(おおげさ?)。
はい、いろんな意味で![]()
ジャスミンのいろんな自慢のところで、ケイは彼女の“華僑”という部分もクローズアップして説明していたけれど、その辺りに、
台湾人として、中国人として?、華僑の血筋の方と親族になることへの誇りってものがあるのかなと、ぼんやり感じましたがどうなんでしょうね![]()
当然
「お部屋空いてるなら今夜だけ、とめてもらえない?」なんて、言い出せません![]()
言えるものですかっ![]()
ケイとはこれが最後になるのですが、もう最後はそそくさと退散してきましたよ![]()
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相変わらずケイは、
「ジャスミンはすぐに買い物に出かけるし、お茶でも飲んでいけば?」と言ってくれましたが
「ありがとう。でも私、今日は急いで今から宿を探さなくちゃいけないの。
まだ今日は決まってないから」
「そっかぁ。今日はジャスミンがいるけど、明日彼女はまた帰るから、明日なら泊められるよ。」
「いつもありがとう。でも明日はもうロンドンにはいないんだー」
そうよ、明日じゃ遅いんだよっ←心の声
なんて会話をして、消えました。
Yちゃんが帰国してそれだけでも超寂しいのに、なんか輪をかけて孤独を感じることに。
Yちゃんより前に帰国したHちゃんやMちゃんの顔、日本から遊びに来てくれた会社の先輩Sさん、ホリディ中に一緒に旅をした面子が次々と頭に浮かび、ちょっと前まで一緒だったけどもうすっかり忘れていたマエダさんまで思い出して、これまでの楽しい楽しいホリディ旅行が霞むくらい、寂しい気持ちになって電車に乗りこみました。
「いやいや、明日にはまたあの大好きな街、大好きな人達に会えるではないか!」と、心奮い立たせながら・・・
読んで下さってありがとうございます~![]()
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