125.回想日記~ない!~ | Spring Breeeeze~♪

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おはようございます~

お越し下さりありがとうございます~ラブラブラブラブ

1990年代前半の英国留学日記です。

書かれている内容はさも英国の常識、みたいな記述もありますが、あくまでもその頃の英国での普通、と捕らえてくださいませ。

現在の英国は随分変わっておりますので~

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フランス旅行からの帰り道~

1人、ヒースロー空港からケンブリッジへ向かうコーチに乗り込みました。
4日間、7人で団体行動していたのに急に1人になって、寂しいかと思いきや・・・
ほっとしている私がいました。

ケンブリッジ行きのチケットを購入してコーチに乗り込んで。
かなーり走り進んだところで、そのコーチは急に止まりました。
ヒースロー空港(・・・今思えばガトウィック空港だったかな?)を出て、ケンブリッジ空港?を経由してからしばらく走ったところだったと思います。

遠距離バスとはいえ、停車するバス停はいくつかあったりします。
でもここ、停車場所ではないんじゃないの?と思っていたら、運転手がなにやらアナウンス。
どうやらコーチの故障です・・・

って、私、記事に書いたかどうか忘れましたが、ボーンマスからケンブリッジに来るときも、コーチが故障したんですよ、確か。
またケンブリッジ行きのバスが故障?!

ずいぶんそのまま待ちました。
すると、代わりのバスが到着。

コーチの下に入れた荷物を1人づつ受け取り、新しいバスの方へ運んでまた預けて、乗り込む。
なんとなくさっき乗っていたような位置に座り~

ドライバーが、「パスポートとチケット見せて!」と叫んだ。
えっ?チケット?

コーチのチケットってそんな立派なものではなく、日本で言うならバスに乗るときに取る数字の書いた紙切れって、分かります?
付箋に毛の生えたような乗車券あせる


普段は乗車の時にお金を払い、領収書みたいな感じで、ひょいとその付箋みたいな券を渡されるだけで、後々何の必要性もない紙切れ。
まさかそれがまた必要だなんて叫び叫び
私、どこにそのチケットを入れたのか、まるで記憶なし。

 


鞄の中を探し回る。



その間にも、ドライバーさんは前から順番にパスポートとチケットの点検をして、どんどん私の席に近づいてくる。

何でみんなちゃんと持ってるの?!
私みたいに失くした人って、いないの?!
これ、なかったらどうなるの?
下ろされるの?


こんなところで下ろされたらどうしよう!
人気のない場所で、お店も近くになさそう・・・
あたりはすっかり日が暮れて暗いし、暗いから余計に鞄の中もはっきり見えないし・・・
寒いくらいの気温なのに、冷や汗たらたら出てくる。



「パスポートとチケット(見せて)」と、冷ややかなドライバーの声が私に放つ。


まずはパスポートを渡す私。
「チケット」と、再び冷たい声。

「す、すみません、ちゃんと持ってたんだけど、捨ててはいないんだけど、鞄の中探しているんですけど見つからなくて・・・どうしたらいいですか?」

「・・・チケット見せて」

「ないんですけど・・・」といいながら、必死で探す私。

「探して」

・・・だから、探してるじゃん、必死の形相で探してるでしょ?
一人汗だらだらで探してるじゃん!!
もう、泣きそうっっ!
誰か助けてーっっ!!!

ドライバーさん、そんな私を尻目に、次の列へと進んでいく。
“later.(あとで)”といいすてて・・・・

もう、どうしよう!
どうしよう!どうしよう!どうしよう!
誰も何も言ってくれないし、助けてくれない。
確かさっき乗ってたとき、隣の人と少し和やかにしゃべったように思うけど、あのイギリス人のお兄さんはもう降りたのかしら?
日本人はこのバスに乗ってないの?

それより私、チケット捨てるわけないし。
もういらないもの~と思ってバッグの中に投げ入れたのはかすかに覚えてるから、絶対バッグの中なのに、ない!!

もういろいろ頭をめぐらしながら、とにかく何度も何度も、そんなに大きくもない荷物も多くない鞄の中を探しまくる。
ドライバー、一番後ろまで点検が終わったらしく、方向転換している様子。
結局失くしたのは、私だけ?

も、戻ってきたよー、ドライバー。
どうしよう?どうしよう?えーんえーん

 

File:Victoria Coach Station 2.jpg - Wikimedia Commons

 

 

・・あったー!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き




み、見つかりました!
奇跡です、本当に奇跡だと思いました。
絶対見つからないと思ってましたもの。
神様っているのねぇぇぇ~~~!!

ちょうど、ドライバーが後ろの席からのっそのっそと戻ってきて、また冷たく「チケット!」と言われたときに、「はい」と見せることが出来ました。



あぁぁぁ~~~、ほっとした、安心した、気が抜けましたぁ~~~~~チーン



そして、ふと、ドライバーを見ると、私より前方の席の横でじぃーっと立っている。
どうやら他にもチケットを失くした人がいたらしいあせる
そしてその人はまだチケット、見つからないみたい・・・・
イギリス人みたい。
でもほどなく、見つけられたのか、何なのか、ドライバーさんは運転席に戻り、やっと出発。

ほんとーに、いやな汗かきまくりました。
もうね、この日から私、チケット、どんなにちゃっちい紙切れでもちゃんと最後まで財布に保管して持つようになりましたよ。
こんな恐ろしいこと、二度とごめんですもの。
まったく知らない街、もう日も暮れて暗くなった時間に、もしかしたら私は1人下ろされるのかもしれない、なんて言う恐怖、もう二度とごめんです。


でもねぇ、よくよく考えたら、いやよくよくでなくてもチケット探しながらずっと思ってたのですが~


確かにチケットを最後までちゃんと持っていなかった私も悪いかもしれないが
途中でコーチが故障するのが一番悪いだろームキーッ


ちゃんとこっちはお金払ってるのに、40分くらい待たされて、乗り換えさせられて、何であんなえらそーに「チケット」と、冷酷に言われなくちゃいけないんだビックリマーク


何でお金払って、あんないやな汗大量にかかなくちゃいけないんだ。
おかしいだろー!!

落ち着いてきたら、とにかく怒り噴出。
でも、怒りもいっぱい出てきつつーの、それ以上に安堵感のほうが勝っていたかもしれない。
しばし放心状態でした・・・・チーン

そんなに時間がかかるはずのなかった帰り道、ケンブリッジのコーチステイションに到着したのは、夜の11:30
もうパブだってとっくに閉まってる時間じゃない!!



ステイ先に帰って着て
随分遅くなった理由について、おばさんに話して(携帯のない時代でしたからね)。
おばさんが作ってくれたミルクティを飲みながら、ukの安全さ、居心地よさ、優しさ、いろんなことが身にしみて、ほぉ~っとしたのでした照れ


いやほんと
フランスは怖かった。
ukはフランスに比べたらはるかに安全だと強く思ったのでした。

 

 

 

 

 

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