おはようございます
お越し下さりありがとうございます~
1990年代前半の英国留学日記です。
書かれている内容はさも英国の常識、みたいな記述もありますが、あくまでもその頃の英国での普通、と捕らえてくださいませ。
現在の英国は随分変わっておりますので~
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ホストファミリーのトラブルは、よくあること。
この頃、もう1人、ちょくちょくホストファミリーの話をするようになった人がいました。
スウェーデン人のマリアンヌ、SWマリアンヌ。
ハイレベルクラスの生徒でしたね![]()
「シュリのホストファミリーはどんな感じ?」
私:「いい人たちよ。
私が休日1人で家でつまらなさそうにしていたら、おじさんがお庭に呼んでくれて、アマリリスの鉢をくれたりしたの。
私、ここへ来た当時はあまりお友達がいなかったから、心配してくれたんだと思うわ。
おばさんも食後のお茶の時間に、よくいろんなおしゃべりするし。
お部屋も大きくて、何よりも机が大きくて助かるわ。
机がないおうちもあったから(鏡台を机代わりに使っていたおうち・・・バースがそうでした)。
お部屋も寒くないし、快適!
まぁ一つ難を言えば、テレビが見れないことかなぁ~。」
「まぁ、テレビを見せてくれないの?」
私:「そうなの、私のホストファミリー、テレビが嫌いなの。
あんなの絶対よくないって言うのよ。
私は好きなドラマもあるし、今まで毎週欠かさず見てきたものもあるのに・・・
でもまぁ、それくらいなら我慢できるかなぁ~。
もっとひどいファミリー、いろいろあったから」
マ:「そっかぁ。
私はテレビは見れるわ。
私のファミリーは、未亡人のおばさん1人なんだけど、夕食後はとても長い時間、二人でいろんな話しをするの。
まるで友達みたいな感じ。
とても楽しいわ。
ただ、時々おばさんの機嫌が少しだけ悪くなったのかしら?と思うようなこともあるけど。
でもたぶん、私の気のせい。
私小さなことをすぐ気にしちゃうから、すぐそう感じたりするのよね。
とにかく素敵なおばさんよ。
おそらく少しお年だから、疲れた日なんかは早く寝たいのかもしれないわね。
とにかく大満足してるの。」
「そっかぁ、よかったね!
やっぱりステイ先の良し悪しで、留学の印象が大きく左右されるものね。
いいおばさんのおうちでよかったね。」
「うん、うん。
シュリも、ね。」
英語も流暢だし、おしゃべりも楽しくていつもニコニコしていて太陽のよう。
私もおしゃべりだけど、マリアンヌは私以上。
それにマリアンヌは英語が流暢だけど、私は彼女ほど流暢に操れなかったし。
お昼休みはいつも軽くランチを済ませてラーニングルームに行くのが日課の私だったけれど、この時間に彼女に捕まると、ずーーーっとおしゃべり。
でもまぁ、それもいい勉強になるからいいのだけど。
お昼休みにSWマリアンヌと話す機会は、その後どんどん増えていくのでした。
時々~、だったのが、だんだん毎日毎日、お昼休みはマリアンヌとしゃべるようになっていきます。
そして、話題は色々飛んでも必ずホストファミリーのことに戻る。
毎回「ホームステイ先は、どう?」といった感じのことを聞いてくれるのだけど、そうそう私のファミリーの印象は変わらない。
でも、聞かれたら聞き返してあげたほうがよいのかなと思って、マリアンヌは?と聞く。
毎日話していると、ビミョーにビミョーに、ほんのすこーしずつ、すこーしずつ、彼女の、おばさんに対する感情が変化してきている。
最終的に
「絶対おかしい!うちのおばさんやっぱり変なのよ、心の病じゃないかと思う、病気だと思うの!」という発言にかわった。
どのような内容だったか、実は詳しいことは忘れてしまった私なのですが・・・
かすかーな記憶を頼ると・・・
マリアンヌが普通に学校から帰ってきて、お手伝いしながら食卓の準備をして、一緒に食事をして。
後片付けを二人でやって、そのあとティータイムで、テレビを見ながらおしゃべり。
そんな普通の毎日なら、特に問題はない。
でも、たまに友達とお食事に行ったり、食後に映画に行ったり、ディスコに行ったりパブに行ったり。
そんなことがあると、非常に不機嫌になるらしい。
そういう予定がある日は、朝からおかしい。
不機嫌、を通り越して、なんだか病的な感じさえする言動、なのだそうな。
すごく独占欲が強いおばさんのようで。
だんだん怖くなってきた、すっごく気味が悪い、怖い!おうちに帰るのが怖い、というようなことを、最終的にSWマリアンヌは言ってたので、相当おばさん、変な事まで言ったりしてきたりしたようなことを聞いた気がする。
そうそう、「ヒステリックに」という言葉をよく使っていた。
ヒステリックに、マリアンヌに暴言を吐いたりするのだとか。
そこで、そうこうしているうちに、私のステイ先の一部屋が空いた。
そう、シュリンが去って行ったから。
そんな話をSWマリアンヌにした。
「今のマリアンヌのステイ先のように、お部屋も特にすっごくかわいいわけではないし、食事も普通、生徒は今3人いて一人っきりのステイ先ではないし、お風呂も生徒用のシャワー室を順番に使ったりだけど・・・テレビも見れないんだけど、そんなでもよければうちに来る?
マリアンヌさえよければ、私からおばさんに打診してあげるよ~」と提案してみた。
「ほんとう?
まぁ一度も会った事も行ったこともないからどうなるか分からないけれど、とりあえずこんな子がいて、ステイ可能かどうかだけでも聞いてくれる?」
「いいよー。
じゃあ今夜聞いておくね」
デビーと一緒のステイ先はかなり抵抗があったけれど、マリアンヌなら別にいい感じ。
しゃべるだけで、私がいい勉強させてもらえるし、何よりも性格的に明るい。
お友達もたくさんいるし、私より年上でしっかりしているし、きっとおばさんともうまく行きそうな気がする。
間違っても自分が気に入られるために、人を陥れてまで、なんて下品な人ではないと確信できるし。
おばさんやおじさんも、「まぁ・・・うちは一部屋あいているからいいわよ。
もともとあと1人いるはずだったしね。
でも勝手には出来ないから、とりあえずその子が学校のアコモに相談しに行ってもらってね。
それから、一度うちを見に来てもらってちょうだい。
とにかくまずは、学校に言ってからよ」
感触は悪くなかった。
そして、マリアンヌは学校のアコモデーションオフィスに申し出て、うちへ挨拶に来た。
おばさんとの初対面もまずまず、お部屋も案内してもらって、まぁここならいいかな、と思ったみたい。
何よりも、一刻も早く、未亡人おばさんのところから出て行きたかったらしい。
晴れて
マリアンヌもハウスメートとなりました☆
最後、未亡人おばさんは恐ろしい形相で、ものすごい言葉をいっぱいマリアンヌにヒステリックに吐いたそうです・・・物も投げたり・・・こわっ!
そういうのを聞くと、私がハウスチェンジした時、無言で顔も合わせず出て行けたことは幸せなことだったのだと気がつきました。
読んで下さってありがとうございます~![]()
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