97.回想日記~クウェート~ | Spring Breeeeze~♪

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1990年代前半の英国留学日記です。

書かれている内容はさも英国の常識、みたいな記述もありますが、あくまでもその頃の英国での普通、と捕らえてくださいませ。

現在の英国は随分変わっておりますので~

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「でもそのカードで買った代金は、クウェートにいるご両親が支払うのでしょ?
そんなに大金を浪費して怒られないの?
きっとあなたのおうち、とてもお金持ちなのね。」

と私が言うと・・・・

 



「何言ってるの、シュリ。
これは全部私のお金で買うのよ。
それに私のおうち、お金持ちじゃないわ。
ミドルよ、ミドル。」


「ジジのお金っていっても、ご両親から頂いたお小遣いでしょ?
自分で働いて稼いだお金じゃないでしょ」


「あら、私のお金は私が働いてもらったお給料ってことよ。」

「?」

「私はukで、学費も病院代も、もちろんお化粧品も、ここで使うお小遣いだって、全部自分で稼いだお金よ。
だから私がどう使おうと、私の自由よ。」


「?」

「こうしてステイしているステイ代も、語学学校で勉強することも、全部government(クウェート政府)からお金を出してもらってるの。
私がここで英語を学ぶことは、国のために勉強している、お国のためになってるってわけ。
だから、ukに来て語学学校で英語を学ぶことが、今の私の国への仕事。
私がこうしてここで学校行って学んでいるから、お給料が出るのよ。

だから、私のgovernmentからのお給料の管理は、私の両親はしていないわ。
私の両親は、私がいくらgovernmentからお給料を貰っているのか知らないと思うし。

自分のお金だもの、それに無駄遣いじゃないわ。
お化粧は身だしなみだしマナーだわ。
必要な経費よ。」


・・・・・・・・

「そういうシュリこそ親のお金でukに来て、学校通ってるんじゃないの?」

「私は日本で3年間しっかり働いて、ここへくるためにお金をためてきたの。
正真正銘、私の稼いだお金よ。」


「あ、そう。
じゃあ私と一緒ね。
シュリもご両親に、シュリが稼いだお金の使い道、いちいち説明しないでしょ?」


「まぁねぇ、ここはukだしね。」

「普通のことでしょ、だから私も別に普通のことよ」


・・・・・・

彼女は後に、歯列矯正を始めると言い出すのですが、それさえも国からお金が出るのです。
それも、必要経費だといって。

この歯列矯正の話のときも、「どうしてシュリは歯列矯正しないの?」と真顔で、まじまじと歯を見られて言われましたけど。

私って歯並びはとてもいいほうだったのよ、子供のころは。
ところが大人になってきてから、どんどんあごの小ささからか、おかしくなってきた。
ま、まわりもあまりしてなかったし、自身が気になってなかったからしなかったんだけどね。

「それはしたほうがいいわよ!
歯列矯正をしないなんて、よほどの労働者階級の貧しいおうちの子、くらいのものだもの。
普通の家庭の子は、しないなんてありえないことよ。
したほうがいいわ。
ご両親に何か言われたことないの?」


「ないよー」

「えぇー
シュリのご両親、どうして何も言わなかったんだろう?」


・・・まぁ
歯列のことは、外人は気にする人多いですよねー
日本にいたら、外国ほどは気にならないんですけど、やっぱり外国にいると常に見られている気がして、ちょっともしかして恥ずかしいのかな?とか、思っちゃいました。


歯列矯正はまだ分かるんだけど・・・

「シュリ、ピアス、どうしてしないの?」
え、別に興味ないし、耳に穴開けるの怖いシー

「全然痛くないよ。大人になってピアスしてないって、恥ずかしくない?」
えっ、何で恥ずかしいの?

「私の国では、生まれたらすぐ、赤ちゃんの時に親はちゃんと耳に穴をあけてピアスをしてあげるのよ」
えっ、何で?

「何でって・・・それが普通だよ。
親として当然の役目だからよ。」


「ピアスをあけたらそれまでの自分の運命が変わるって日本では言うんだけど。
私、今の自分の人生満足だから、変わって欲しくないし。」


「悪い運命を変えるために生まれてすぐの子にピアスの穴を開けてあげて、悪い運命を変えてあげるんだよ。」←生まれたばかりの子が悪い運命とは限らないじゃん?分かんないじゃん?


う~ん・・・


お国違えば考え方も習慣も、さまざま・・・
でもジジを通して、クウェートという国に対してはとてもカルチャーショックを受けました。
石油産出国って、想像以上にいろんな面で「スケールのでかさ」を感じました。

税金がない国って、すごいねぇびっくり

 

 

 

 

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