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1990年代前半の英国留学日記です。
書かれている内容はさも英国の常識、みたいな記述もありますが、あくまでもその頃の英国での普通、と捕らえてくださいませ。
現在の英国は随分変わっておりますので~
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えーっと、またジジと電話のエピソード。
「ねぇシュリ、電話をかけに行きたいんだけど一緒に来てくれない?」
またもや電話くらい一人でかけに行けばいいのにと思ったけれど、特に用事もなかったのでつきあいました。
「今日は、ニューカッスルボーイに電話するの!
いっぱいしゃべるし・・・・一番高いフォンカードを買うわっ!」と。
彼女のいつもの、郵便局前の公衆電話。
1回目
留守電
2回目
留守電
・・・5,6回かけていたと思います、
留守電です。
「おかしいわ、今日は絶対いるはずなのよ。
どうしてからしら、もう!
今日はいるって言ってたのに、今日はだから必ずかけるから、出てねっていってたのに!」
といいながら、まだ何度かかけていました。
「ねぇ、きっとこんなにかけても留守電なんだもの、今日はいないと思うよー。
いたら、こんなにじゃんじゃんかけられたら、さすがにうるさいから出ると思うわ。
でもこんなにかけても出ないなら、彼は今日は家にいないって。」
「どうして、どうしてそんなこというの、シュリ。
いるわ、いるはずだわ、いるっていったもの。」
ただただボーっと横で立っているだけですからね、私。
「ねぇジジ、私ちょっと、本屋さんによって帰ろうと思っていたの。
寄る時間がなくなっちゃうから、まだ電話かけるなら、私、1人で本屋へ行ってから帰るわね」
ステイ先の夕食スタート時間はどこも6時です、それまでにおうちに帰っておかなくてはいけません。
「ああ、シュリ、まってちょうだい。
お願い、あと一回だけ、最後の一回かけさせて。
これでだめなら、私もシュリの行く本屋さんに一緒に行くから待って」
「わかった」
・・・・・もちろんかかりません。
「あと一回、もう一回だけかけさせて!
あと一回かけたらきっと彼、帰ってくるはずだから!!」
といって、私の答えを聞くまもなく、もう番号をプッシュしてます。
やれやれ~
「ねぇジジ、何度かけても同じよ、今日は彼はいない。
私ももう、本屋による時間がなくなってしまうわ。
悪いけどいくわね。
かけるなら一人でかけて」
「もう!シュリが横で、彼が電話に出ないっていうからでなくなっちゃうのよ!」
「シュリが、彼が電話に出ませんようにって願うから出ないのよ!」
「シュリがずっと私が電話しているときに、出ない出ないって言うから出なくなっちゃうんじゃない!!」
・・・とんだとばっちりです
それよりも、この彼女の言葉を最初聞いたとき、「私、英語なんか聞き違えてるのかな?」とか、本気で思いましたし。
あまりにお子ちゃまことを言うものだから。
いくら年下とはいえ、17,8歳のお嬢さん、どこまで他人のせいやねん!
あったまにきた私、スタスタと本屋へ急ぎました。
「ちょっと待ってよ、シュリ~」といって途中までジジはついてきていたような気がするけど、信号で振り切ってとっとと私は目的地へ向かいました。
それでも後から本屋に来て、まだ↑の類をぶつぶつ言う。
はぁ?
だったら何で私なんか誘ったのさー。
きっとジジ、毎日仲良しのボーイズにこれ、つき合わせてたんでしょ?
で、愛想つかされて、ついてきてくれなくなって、私を誘ったんでしょ?
で、ついてきてあげたらこんなとばっちりな文句言われるし。
そりゃーみんな、あなたと行動ともにしたくなくなるさー。
その日の夕食
食卓では嫌でも一緒に食べなくてはいけない。
でも、ランドレディやランドロードと話しても、ジジにはしゃべりかけないでいたら
「今日ね、シュリに電話かけるのついてきてもらったの。
でもシュリったらひどいのよ~。
かけてる途中に、私をおいてさっさと一人でどっかいっちゃうんだから。」
はぁぁぁぁぁぁ~?
「ちょっと待って、私、あなたがニューカッスルの友達にかけるの、何度も何度も、もう10回以上かけるの、じっと待ってたよね?
そのたびに留守電で、だから今日はいないからもう今度にしたらって言うのに、あと一回、あと一回といって、まだ何度もかけて。
それも待っててあげたよね?
それでもまだかけようとして、あなたが最後の一回と言っても全然最後じゃないから、約束を守ってくれないから、私は行きたかった本屋さんにいく時間がなくなりそうだから、だからこれが最後ねといって、それを待ってから行ったでしょう?!」
「それに
これだけ待ってあげたのに、挙句の果てにあなた、お友達に電話につながらないのは、私のせいだと言い出したじゃない!
私が何をしたって言うの?
私はそのニューカッスルのお友達のことなんて知らないし、まして電話番号も知らないから、その子に出るなとか言える訳ないでしょ?
それを人のせいにばかりして。
怒るのも当たり前でしょ?
ジジ、あなた失礼すぎるわ!」
そこまで言っても
ジジは、一言も謝ってこない
「私は絶対許さない
あんなに付き合ってあげて、最後にあんなひどいこと言われて、そして今おじさんおばさんに、さも私が悪いみたいな言い方して。
謝るまで絶対許さないから!!!」
おじさんとおばさん
「ジジ、そうなの?
シュリが言うことが本当なら、あなたがしたことはひどいわ。
付き合ってもらって、そんなひどいこというなんて。
ニューカッスルのお友達って、男の子なの?」
「・・・ええ、そう。
でも絶対約束したのに出ないなんて、本当におかしいの。
シュリが横で、そう願っていたからだわ。(てへぺろ)」
「ジジ!
そんなわけないでしょ!
シュリはそんなことしてないっていってるじゃない!
第一、シュリがそんなことをする理由がないでしょう?
それはジジが悪いわ。
ちゃんとシュリに謝りなさい。」
「・・・・・・・・・」
「ジジ、謝りなさい!」
「・・・・・・・・・・I love you~~!!シュリ~♪」
はぁ?なにゆーてますのん?
そんなに英語が分からないあなたではないでしょう?!
「I Love youは、ゴメンナサイではないわ!
ふざけてないで、ちゃんと私に謝ってちょうだい。」
「アイ・ラー・ビュ~、シュリぃ~!I love you very much!!!」
「だから、それはsorryとはまったく違う意味よ、分かってるでしょ?」
「でもI love youは、気持ちを最大限に表す言葉よ。
sorryと同じくらい、重みのある言葉よ~」
「ジジ、それは違うわ。
シュリのいうとおりよ。
love は sorryとは全然違う言葉よ。
さぁ、ちゃんとシュリに謝りなさい!」
「アイ・ラー・ビュ~、シュリぃぃ~~!!!」
「あなたの気持ちは分かったわ。
意地でも私に謝りたくはないって訳ね。
じゃあ、私もあなたがきちんと謝ってくれるまで、あなたとはお話しするのもやめるわ。
仲良くできないわ。」
といって、食事をしていたダイニングキッチンをを出ました。
はい、そこからわりと長い間だったように思いますが・・・
私はジジとはしゃべらなくなりました。
そのうち、クラス替えがあって違うクラスになったので助かりました。
そしてそのうち、私には休憩時間にランチタイム、放課後や休日を一緒に過ごす友達も徐々にですが、結局はたくさん出来たので、特にジジの存在を気にもならなくなっていったのでした。
まぁ
このエピソード?喧嘩?する前に、もう一つ大きな、きっと読んでくださる方が興味深く思って下さるようなジジとのエピソードがあるので、前後しますが次回にでもまた書きます。
読んで下さってありがとうございます~![]()
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