博多食い倒れ旅日記 〜五星算命学の宿命と、30年通い詰める『やま中 本店』の極上鮨〜

 
 

博多の街には、不思議な魅力と強いエネルギーが満ちています。

 

 

食通たちを引き寄せて離さないこの土地で、

私が30年もの長きにわたり足を運び続けている聖地

それが『やま中 本店』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

先日の『バナナマンのせっかくグルメ!!』博多編でも紹介され、日村さんが大将の極上鮨を大絶賛されていましたね。

 

 

 

画面越しにもその素晴らしさは伝わってきましたが、あの空間に息づく本物のエネルギーは、やはり五感で体感してこそ。

 

 

 

今回は、算命学の視点を交えながら、大将との深いご縁、そして五感を揺さぶる至高の鮨について綴ります。

 

 

 

宿命が引き寄せる、大将との「30年のご縁」

算命学においては、人と人との出会いや、一つの場所に長く通い続ける行為にもすべて「宿命」と「環境」の一致を見て取ることができます。

 

 

 

 

 

私にとって『やま中』は、単なる飲食店を超えた存在です。

30年間、変わらぬ信頼を寄せ、お店に行けば大将が必ず「目の前のカウンター席」という特等席を取ってくださいます。

 

 

 

これは算命学でいうところの、互いの魂の波長が合致する「意気投合のご縁(結びつき)」の強さを表しています。

 

 

 

大将は、あの豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」でも鮨を握る、まさに日本を代表する名匠。

 

 

 

 

 

 

その確かな技術と、空間全体を包み込むようなオーラは、宿命の星を最大限に輝かせている人のみが持つ輝きです。

 

 

 

 

 

 

本物の宿命を生きる人と、カウンター越しに一対一で対峙する時間は、私の運気をも引き上げてくれる特別なひとときなのです。

 

 

コロナ禍で見せた覚悟――身を削り、人を守り抜く「徳」

しかし、30年という長い月日の中には、順風満帆な時ばかりではありませんでした。

 

 

 

世界中を襲ったコロナ禍の試練は、この名店にも重くのしかかりました。

 

 

 

多くの飲食店が苦渋の決断を迫られる中、大将は「職人をはじめ、従業員を誰一人として解雇しない」という驚くべき決断を下し、大切な仲間たちの雇用と生活を守り抜いたのです。

 

 

 

算命学において、身を削ってでも身内や組織を守り抜く姿勢は、容易に真似できることではない壮絶な「徳積み」の行為です。

 

 

 

コロナ禍がひと段落した頃、私は生徒たちを連れてお店へと足を運びました。

 

 

 

かつては常に満席で賑わっていた店内には、わずか数組のお客さんしかおらず、静まり返ったその光景に胸が締め付けられるほど心配したのを今でも鮮明に覚えています。

 

 

 

 

 

カウンターの向こうに立つ大将の姿は、心なしかひとまわり小さくなったように見え、表には出さないものの、どれほどの重圧と苦労を背負ってこられたのだろうかと、その覚悟の深さに涙が出る思いでした。

 

 

 

過酷な運命の嵐が吹き荒れる中でも、自分の信念を曲げず、人を大切にし続けた大将。

 

 

 

あの苦難の時期があったからこそ、今、再び力強く輝く『やま中』のエネルギーは、より一層深く、神聖なものに感じられるのです。

 

 

 

福岡のトップリーダー、そして東京の食通をも唸らせる「徳の循環」

大将がそこまで命懸けで店と人を守ろうとしていた時、実は福岡のそうそうたる企業、真のトップリーダーたちもまた、大将と『やま中』を守るために動いていました。

 

 

 

 

 

 

「この博多の宝を、絶対に潰してはならない」

贔屓にしている一流企業の方々は、コロナ禍の苦しい時期、社内の集まりがあるたびに『やま中』の鮨や仕出しを積極的に注文し、支え続けたそうです。

 

 

 

 

 

また、私のピアノの生徒さんである院長クラスのお医者様たちからも、こんなリアルな素晴らしいお話を伺っています。

 

 

 

福岡の大きな病院全体の忘年会などはホテルオークラ福岡などの大箱で行われますが、本当に気心の知れた、特別な身内だけの「医局ごとの忘年会」となると、選ばれるのは決まって『やま中』なのだそうです。

 

 

 

さらに、中洲の伝説的な老舗クラブ「ロイヤルボックス」の藤堂和子ママの50周年記念パーティーの際もそうでした。

 

 

 

東京の帝国ホテルで盛大に本祭が行われた後、福岡の地元での特別な二次会の舞台として選ばれたのが、他でもないこの『やま中』だったのです。

 

 

 

こうした「本物」が集う場所に、以前、東京の大企業で取締役を務める方をお連れしたことがありました。

 

 

 

銀座の「久兵衛」をはじめ、日本の最高峰の味を知り尽くしたその方が、やま中の鮨を一口食べた瞬間、

「…久兵衛より美味い!」と大絶賛されたのです。

 

 

 

東京の一流を遥かに凌駕するほどの感動が、この博多の地にはあります。大将とのおしゃべりを楽しみたいときは、カウンターへ。お客様との込み入ったお話の時は、テーブル席を用意していただいています。

 

 

 

大将がこれまでに惜しみなく注いできた「愛」と「人徳」が、お店の危機において、今度は福岡の経済界・医学界・社交界、さらには東京のトップビジネスマンからの絶大な「評価と守護」となって返ってきたのです。

 

 

 

これこそが本物の「徳の循環」であり、『やま中』が博多のエネルギーの中心地である証です。

 

 

 

巨星から広がる「運命の連鎖」――ミシュランの星を宿す弟子たち

そうして守り抜かれた若い職人さんたちは、大将の背中を見て育ち、30代後半を迎える頃になると、みなさん自分の城を持って独立していきます。

 

 

 

福岡のグルメ界を見渡せば、ミシュランの星を獲得している名店『木島(きじま)』をはじめ、博多を代表するそうそうたるミシュラン店の多くが、実はこの大将の元から巣立ったお弟子さんたちのお店なのです。

 

 



 

一人の名匠が、一つの街の食文化をここまで豊かに塗り替えていくその様に、圧倒されずにはいられません。

 

 

 

お弟子さんたちが独立する際、大将はこれから店を持つ彼らに「開店の挨拶の名刺」を持たせ、カウンターの私の前にも挨拶にこさせてくださいます。

 

 

 

そして、大将自ら、

「彼をぜひ、贔屓にしてやってください」

と、頭を下げて太鼓判を押されるのです。

 

 

 

自分が育てた才能を囲い込まず、むしろ世に放ち、自分の人脈をも分け与えて応援する。

この「徳」を積む行為が、大将ご自身の運気をさらに高めています。

 

 

 

実は、我が家の近くにもそうして独立されたお弟子さんのお店があり、私も時折足を運んでいます。

 

 

 

こうして大将から始まった「美味のバトン」が、地域や私たちの生活へと循環していく様子を見るのは、五星算命学的な視点からも非常に美しく、幸福なエネルギーの巡りを感じずにはいられません。

 

 

 

何より、指導者として生きる私にとって、お弟子さんたちの独立を我がことのように喜び、その未来を全力で光り輝かせる大将の背中は、最高の道標です。

 

 

 

「私も大将のように、自分の大切な生徒たちを一人前に育て上げ、それぞれの世界へ羽ばたかせていきたい」

――大将の姿に、私は自分の使命の理想郷を見るのです。

 

 

 

磯崎新の建築、魯山人の器――空間・器・鮨が織りなす『美の極致』

 

『やま中 本店』の暖簾をくぐると、誰もがその圧倒的な空間に息を呑むはずです。

 

 

 

 

この建物は、世界的な建築家である磯崎新(いそざきあらた)氏の設計によるもの。モダンで洗練された直線の美と、凛とした静寂が漂う空間は、それ自体がひとつの芸術作品です。

 

 

 

『やま中』は、

磯崎新氏の「店(空間)」、大将の技が光る「鮨」精度高い「器」のすべてにおいて、この二つの星のエネルギーが最高潮に達している『美の極致』の場所なのです。

 

 

 

驚くべきことに、大将はあの伝説の芸術家・北大路魯山人(ろさんじん)のお皿を、何のためらいもなく、さらりと目の前に出してくださいます。


 

 

「器は料理の着物」と言った魯山人の名器を、最高のおもてなしとして還元する度量の広さもすごく、器にまつわるお話しも、深いのです。

 

 

 

美術館のガラス越しではなく、指先と舌で触れる魯山人のエネルギーと磯崎建築波動は、訪れる者の五感を激しく揺さぶり、魂を浄化してくれます。

 

 

 

 

五星算命学から見る「食い倒れ」の本質

「美味しいものを食べる」ということは、単に空腹を満たすだけでなく、自然界のエネルギーを直接体内に取り込む行為です。

 

 

 

超一流の職人が魂を込め、さらに「人を守り、育てる愛」に溢れ、福岡や東京のトップリーダーたちの絆が結集した空間で、歴史的な名器と共に握られる鮨には、強い「情熱」、自由で洗練された気が宿っています。

 

 

 

30年間、この素晴らしいエネルギーを定期的に補給してきたからこそ、私の人生のバランスも美しく保たれてきたのかもしれません。

   
 
 

結びにかえて:大将のようでありたい、精度高き一期一会のカウンターへ

30年という歳月の中で、私は大将からただ美味しい鮨をいただくだけでなく、「人間としての美しい生き方」、そして「真のリーダー・指導者としての引き際と進み方」を学ばせていただいていたのだと気付きました。

 

 

 

自分の本分を極め、最高の美意識に囲まれながらも、決しておごらず、苦しい時には我が身を賭して大切な人々を守り、地元のトップリーダーたちと固い絆で結ばれ、次の世代を育ててミシュランの星を獲る名匠へと羽ばたかせ、その成功を心から応援する。

 

 

 

算命学を学び、宿命の星を輝かせようと生きる一人の人間として、「私も、大将のようでありたい」と、カウンターに座るたびに強く強く思うのです。

 

 

 

実は、大将は現在85歳

私が音楽の世界で心から敬愛する、あの天才ピアニストのマルタ・アルゲリッチと同い年なのです。

 

 

 

 

 

 

 

80代を超えてなお、現役のトップとして鍵盤の上で、そして板場で、世界を魅了し続け、人々に感動を与え続けるその姿。それはまさに、天から与えられた宿命を最後の一滴まで燃焼させている、神々しいまでのエネルギーです。

 

 

 

大将の前に座り、その指先から生み出される至高の一貫をいただける時間は、私にとって永遠ではありません。

 

 

 

だからこそ、「行ける限り、何度でもこの店に通い続けたい」。大将の放つ極上の波動をこの身に受けに、私はこれからも、あの特等席へと足を運びます。

 

 

 

博多の街が持つ力強いパワーと、30年の信頼が育んだ大将との特別な時間。

 

 

 

これからもその背中を追いかけ、大将の握る鮨から至高のエネルギーをいただきながら、私自身の宿命を深く見つめ、美しく輝かせていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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