この頃ホント静かな
ばあちゃん。
こちらから促さないと
動かないのは
相変わらずだ。
ちょっと前までは
一緒にテレビみてたじいちゃんが
例えば
トイレなんかで部屋を出ていくと
それを見て
用事のあるなしとは関係なく
一緒に立ち上がろうとする。
今日ニュース で
認知症の人の徘徊のメカニズムがどうとか
言っていた。
おそらく徘徊の最初のきっかけって
大体こんな些細なこと。
駆り立てられるっていうんだろうか
「ナンかしなきゃ」と思いはするけど
その「ナンか」が何であるのか
本人にも分からない。
寄せては返すその「ナンか」
それはその時その瞬間
様々な回想やら思いやら
それこそ走馬灯のごとくグルグル回る。
かつては
必ず何らかの目的をもって行動していた人が
その瞬間その瞬間で
今の自分が置かれた状況や目的を忘れていくって
考えただけでも
超落ち着かない。
おばちゃんにはメカニズムがどーとか
小難しいことは分からんけどさ。
ばあちゃんの場合
歩行が覚束ないので
そんなに遠くへは行けない。
せいぜい
台所まで行って
自分の席に座るくらい。
ここしばらくは
それさえもしなくなっちゃったけど・・・。
ただ
覚醒時、思いもよらないパワーを発揮することは
これまで何度も経験し、びっくりさせられた。
足がもうちょっと達者だったら
例の1万人のうちの一人になってたかも。
他人事じゃぁないのよね。
猛烈な台風が
南の方からヒタヒタと近づいてきている。
気圧の急激な変化も
感受性の強い認知症の人は敏感にキャッチする。
そんなに神経質になる必要はないけれど
ちょっと気に留めておいた方がいいかも。
7月の台風。
どうか無事通り過ぎますように。
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