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「また自分へこんどるなあ」
私が、THE落ち込みとでもいうように背中を丸めて色々考えている時に、なんでやねん(呼び捨て笑)がひょこっと顔をだした。
「ええ、へこんでますよ…。本当にジェットコースターみたいです。」
今日一日で悲しくみと愛おしさが混じるような出来事があり、もう感情のジェットコースターとはまさにこのことかというように、愛に満ちたかと思えば、途端に悲しみに満たされるようだった。
「姉ちゃんは、そうしたくてしてるんやもんなあ」
「それ今めっちゃ腹立つんでやめてください」
「せやねせやね。腹立ちたくてしてるんやもんなあ」
「…殴っていいですか。ええ、殴ります」
「いたっ!!暴力反対!!「殴りたかったんで殴りました。」
「で、せやろ?殴りたかったから殴ったんや。それが意図やなあ」
「そんなどや顔で言われても。」
「姉ちゃんはしたかったからしたんやな。じゃあ、姉ちゃんが対面したその出来事も、相手はそうしたかったからしたんやで。つまり、二人の望みが合致した瞬間やんか。めでたいやん。」
「え、全然めでたくないんですけど。」
だって、しんどいし苦しかったし悲しかった。私はそうしてほしくなくて、そうしてほしくないって言ったのに。相手はそうした。私は相手が大好きだったからそれをしてほしくなかったし。
「姉ちゃん、そうしてほしくないってはっきり相手に言ったんやん?」
「言いました。」
「ならええやん。」
「そうなんですけど…。多分私言うことを聴いてほしかったんだと思います。そう、私がそう言ったんだから私の言うこと聞いてよって。」
「そりゃ無理やろ。」
「そうです、無理です。それ分かります。私の勝手ですもん。けど嫌だったなあ」
そしたら、私は目から涙がぽろぽろと落ちてきた。
泣きたいわけじゃないのに涙が落ちてくる。
すると、おっちゃんは私の涙をぬぐって口に入れた(笑)なんて変態的行為。
「泣いてええねんで。わしの胸で。」
何かその行動で一気に涙がすんっと戻った。そして、なんでやねんは姿があまりないので(笑)胸がどこか分からんのです。おっちゃんはそんな私を真顔で(顔はある笑)眺めて「うん」と小さくつぶやいた。
「いつだって意図があんねん。みんな、知らんだけでちゃんと自分の意志と意図があってやってんねんで。」
「……分かります」
「けど、それをいちいち意識してたらしんどない?」
確かに。よく分かる。それは見張っているのと似ている。
「この世界はさ、潜在意識とか顕在意識とかって姉ちゃんらが呼んでるやろ?まあ、便宜上それで通すな。宇宙にはその概念すらないから。で、それが合致した瞬間に現実が現れる。ってことやんな。」
そうだろうな…なんかそれがすごくしっくりくる。けれども!!
「私、それをその人から言われるとマジでむかつきます!!」
「それでええねん。むかついたらいい。いちいち感情や行動に理由をつけてする必要ないねんで。姉ちゃんがそれをやり続けるから、相手がその部分を見せてくるねん。」
そうです、そうですよね。ほんとそうです。
私がいちいち感情や行動に理由をつけているから、相手も同じように感情や行動に理由をつける。
しかし、その理由は同じではないからイライラする。
「姉ちゃんな、しっかり嫌ってあげ。しっかり憎んであげ。」
私はおっちゃんの衝撃的な言葉に目を丸くした。
続く…
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