久しぶりに、音楽を聴いて、心が震えるという体験をしました。

ジェラルド・フィンジの前奏曲という弦楽オケの曲を初めて聞いて、
何だか、心の底から湧き上がる熱とともに、
ジワ~っと涙がこみ上げてきました。

フィンジと出逢った曲はチェロコンチェルトで、
初めて聴いた時に、ものすごい衝撃を受けて、
楽譜まで買ったほど。

その後、"ロマンス"と、"ピアノと弦楽のためのエクローグ"という曲も知り、
何となく、フィンジのファンでした。

私は、好きな作曲家というものは無く、
この曲好き!と思えば、そればかりヘビーローテションで聞くような感じなので、
フィンジの曲も、あんまり沢山は知らず、
前奏曲は初めて聞きました。

年に一度だけ、大学時代の仲間と集まって、あるイベントで演奏しているのですが、
前奏曲の弦楽四重奏編曲譜を見つけたので、
まだまだ先なのに、迷わず注文のために問い合わせしてしまいました。
それ程、心が震えたんです。

音楽への情熱を失ってしまって、
何を聴いても、耳から入ってきて頭頂部とか後頭部から、
そのまま抜け出て行ってしまっているような状態が、2年近く続いていたのだけど、
少しずつ、ハートが音楽を聴いてくれるようになってきました。

先日、どこかのロビーコンサートでヘンデルのパッサカリアを演奏している動画を見つけたんだけど、
電車の中で、立って吊り革を持ってイヤホンで聞いていたにも関わらず、
演奏が終わった瞬間、思わずニヤ~っとしてしまい
(こっち向いて立ってた男の人は、ちょっとびっくりした顔してた(笑))、
ハートの中でブラボー!っと拍手していた演奏でした。

あの動画が、たぶんきっかけなんだと思う。
少~しずつ、チェロの曲、何かないかな。。って探し始めて、
そして、今度はミヤコフスキーのチェロソナタ2番に出逢って。
じんわり、素敵だなって思って、何気なく楽譜を探したらちゃんと出版されていたので入手して。
そのうち誰かに伴奏してもらおうかなって、
1人でせっせと練習中。
ピアノを弾いてくれる人が見つからなかったら、
自分でピアノ録音して合わせてみよう(笑)

平日は早朝に出勤するから睡眠時間は削れないけど、
翌日が休みなら朝寝坊できるから、
週末の深夜、子供達が寝た後に、
サイレントチェロで、ちびちび弾いてます。
楽器を構えた途端子供が夜泣きして、
結局、弾くことができず、文字通りチェロを触るだけに終わる日もあるけど(笑)

以前、何をやるにも、全ては己のハートの声に従いなさいという言葉を貰ったことがあります。
心震える瞬間を待てと。

その意味、数年たってようやく理解できてきたみたいです。
頭ではわかっているつもりでも、
腑に落としてハートで感じられるようにならなければ、
単なる知識で終わってしまうけど、
私のハートに染み込んで初めて、
その言葉も知識も活きてくる。

私の心は、単に音楽が好きというところではなく、
心震えるもっと深いところの自分の本質に気がつくのを待っていたのかもしれない。

ちょっと、ワクワクしてきました^_^