前回は、手術のための検査予約をしてきたお話。
手術はすぐに1ヵ月後の予定でした。
大変だったのは造影剤CT。私の筋腫は赤ちゃんの頭大が2つ。その他にもゴロゴロとしたものが多数あったため、腹部の大きな血管がもし圧迫されていたら、オペで禁止を取り除いた後に決戦などができているとそれが飛んで心筋梗塞等なる可能性があるということでした。その場合、術前に狭くなっている血管にステントを通すなどの作業が必要になるかも、との事でした。
ドキドキしながら受けた造影剤CT。
造影剤を流すと体全体がむずがゆいようなカーッとなる変な感触があり、気持ち悪かったことを覚えています。
結果は危ない血栓のようなものはできておらず、圧迫により狭窄している血管もそれほどひどくないと言うことで、そのまま他の術前検査を受けることになりました。
初めての全身麻酔での手術。
大学病院で看護師をしていた頃は、新人のときの配属が外科だったため、術前の説明を患者さんにしていたことが思い出されます。
S先生からは、「お腹を縦切りにするか、横切りにするかどっちがいい?でも、筋肉の走行もあるから、経過がいいのは縦切りだねぇ。いっぱいあるし、大きいからねぇ。」と言われ、「じゃ、縦切りで」と答えました。
今までの人生、ビキニを着てウロつく人生ではなかったし、今後もないだろう、とね。でも、その後、縦切り傷見えたまんまビキニ着る機会ありましたがね。どーでも良かったですよ、はい。
それより、麻酔で死んだり意識が戻らないこともあるんだよなあなどと、ぼんやりと思ったのを覚えています。
まさか自分が尿道カテーテルを入れられることになるとは(^^;;
いい経験をしました。
手術の時間は思ったより長かったと思います。
麻酔から覚めて先生に「全部取れたよ」と言われました。
私は思わず「見せてください」と言って、
「ほら」と目の前に膿盆いっぱいの筋腫を見ました(こういうの全く平気なところがナースに向いていたんだと思う)。
「良かった~~、ありがとうございます」
と言って、またぼんやりと眠りについたのを覚えています。
筋腫は大きなものから小さなものまで36個、2.6kgありました。ちょっとした赤ちゃん並みです。
母と離婚した父も来てくれました。
2人とも、2kg級の筋腫を見てビックリしていたようです。
年取ったなぁ、父、と思いましたが、嬉しかった。
こういうとき、うちの旦那さん(当時の彼)はいません。この人はそういう人で、今は全然納得なんですが、当時は少し寂しかったな。
そんな感じであっさりと、手術が終わりました。私は内膜症もあったようで、それもキレイにしてくれたそうです。
退院してからは、少し傷が痛いような感じはありましたが、何よりあの痛みはないし、生理は出血が軽く、お腹も軽~~いかんじ。
家に帰って10日後には、リハビリにDVDを見ながらヨガしていました。
私のヨガのきっかけです。
そして、手術が終わって2ヶ月半後には、よし、東京戻ります!と、あっさりと彼の待つ東京に戻りました。
それからも、寝不足の多いヘアメイクの現場には戻らなかったものの、かなり重い物を持つ訪問入浴のナースや、美容学校への復帰。ヨガが大好きになり、スポーツジムに通いまくり。
美容師国家試験、そして合格後はサロンへの就職と、ナースの掛け持ち…と、今思えば超人的スケジュールをこなしつつ、相変わらず、お酒は大好きで、良く飲みに行ってました。
術後の先生の診察日には、実は彼がたまたま来てくれました。
「もう子宮はキレイだからね。あとは、早く子供を作ることだね。」と言われましたが、彼も私も全くその気がなし。
今言う妊活の寿命など全く頭になし、でした。
そして10年後、待っていたのは「再発」でした。
再発は可能性はあると言われていたけど、ほとんど意識しないで過ごしていましたからね。
身体ではなく、目の前のやるべき事にフォーカスする毎日、でした。
今はむしろ、その集中力ほしい!とも思いますが、身体と心との対話オタクなので、これもまた楽しいのです。
「再発」で待っていたのは、沢山の決断でした。