● 1月の「バリア貯金」が、春の穏やかな毎日を決める。
こんにちは、磯部恵美です。
朝、外の冷たい空気に触れたとき。
お肌がピリッとこわばって、内側から引っ張られるような乾燥を感じて、少し気持ちが沈んでしまう。
そんな瞬間はありませんか。
「こんなに一生懸命ケアしているのに、どうして…」
「鏡を見るたびに、お肌の状態に振り回されるのが、もう疲れてしまった」
そんなふうに、先が見えない不安の中にいる方もいらっしゃるかもしれません。
実は1月は、紫外線量だけを見ると一年でいちばん少なく、お肌にとっては“休める時期”でもあります。
ただ、乾燥に悩む人にとっては、空気の冷たさや湿度の低さが重なって、いちばん負担を感じやすい時期でもあるんですよね。
今日は、この冬の時間を無理にやり過ごすのではなく、春を少し穏やかな気持ちで迎えるための、今だからこそできるお話をさせてください。
今、お肌の「強度」を育てるとき
1月は空気が乾ききっていて、暖房の影響もあり、お肌にとってはなかなか厳しい環境です。
でも実は、こういう時期だからこそ、バリア機能を整えておく意味があります。
もし今、乾燥に引っ張られたままバリアが弱っている状態が続いてしまうと……
この先やってくる花粉や黄砂、そして春の紫外線に、お肌が耐えにくくなってしまいます。
春先に
「何を使ってもヒリヒリする」
「いつもの化粧水なのに刺激を感じる」
という状態になる方は、実はこの1月の過ごし方が影響していることも少なくありません。
まだ大きなトラブルに傾いていない今のうちに、日々のルーティンを少しだけ見直して、お肌の体力を蓄えておく。
この“バリアの貯金”が、春の安心感につながっていきます。
「ちゃんと落とす」けれど「奪わない」という物差し
ここで、少しだけ、以前のわたしの話をさせてください。
昔のわたしは、お肌が荒れたりカサついたりすると「汚れが落ちきっていないから、ケアが入っていかないのかも」と思い込んでいました。
CMでよく見かける「毛穴の奥までスッキリ」という言葉に惹かれて、洗い流すタイプの洗顔料なら、正直どれでも同じだと思って選んでいたんです。
丁寧に、時間をかけて洗う。
一見、ちゃんとケアしているように思えますよね。
でもその“丁寧さ”が、お肌が自ら作り出した大切な「天然の保湿成分」まで、一緒に流してしまっていました。
落としたかったのは不要なものだけなのに、守るための大切な貯金まで減らしてしまっていた。
その結果、バリアは弱くなり、乾燥を気にし続ける毎日になっていました。
だから今、大切にしてほしい基準は、とてもシンプルです。
不要な汚れや酸化した皮脂は、きちんと落とす。
でも、お肌の未来を支えるうるおい、つまりバリアは、できるだけ残す。
洗顔後のつっぱり感は、「きれいに落ちたサイン」ではなく、
「お肌の貯金が少し削られてしまったサイン」かもしれません。
反対に、洗い流したあとに「あれ、もう保湿したっけ?」と感じるくらいのうるおいが残っているなら、それはお肌の強度が、静かに育っている合図だと思っています。
仕事や日常で疲れて、「今日はもう何もしたくないな」と思う夜もあると思います。
そんなときこそ、自分を責めずに済む、信頼できる道具に頼ってほしいなと思うんです。
今、お肌の土台を静かに整えておくこと。
それが
「今年の春は、なんだか調子がいい」
「肌のことを考えすぎずに過ごせている」
そんな、当たり前だけれど嬉しい安心感につながっていきます。
次回の記事では、この「奪わない洗顔」を、具体的にどう取り入れるか。
わたし自身が信頼している“最初の一歩”を、もう少し詳しくお話ししますね。
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