生理で動けなかった3日間
幾分、体調が落ち着いて来て
今度は頭の中が煩く騒いでいる
頭の中の奥の方と、左耳の後ろの方
鈍く、ズシーンと重たく嫌な感じの
違和感
八年前に摘出した左の卵巣
痛みに気付いたのは握り拳位に
パンパンに腫れた後だった
無くなってしまったわたしの一部
こっちも低温火傷みたいに
熱く重たいような気持ち悪い感覚が
じわじわと浮き上がる
一生懸命
否定しようとしてくる
もう一人の声
そんなバカな事して
無駄だよ
恥ずかしくなるだけ
結局何にもなれないよ
焦燥感を駆り立てるように
居た堪れなさで包むように
身体も心も全て動員して
まだ見ぬ世界は危ないと
今のままで充分だろうと
そっちの道ではないと
何かが言ってる
あの人は元々が凄いのだ
けど、あなたには何も無いね
成功出来るのは
それを持ち合わせた人達だけ
お金いっぱい使っちゃったね
全部無駄になっちゃうね
家族にバレたらどうするの?
怒られて呆れられちゃうね
恥ずかしいね
可哀想
昔々、自分で引いてしまった線
線が出来て、比べると言うことを
覚えたわたし
あれは何歳だったろう
まだまだ小さな子供の頃
そこから声が聞こえて来る
恥ずかしさで手を震わせて
それ以上進ませないように
自由に超えた境界線
足を止めさせたのは
『恥ずかしさ』
居場所も心の平安も
何も無かった真っ黒だった
昔のわたし
あの頃の身体の感覚
さっき急に思い出した
全てが怖くて、真っ暗で
何処へ向かっていいかなんて
全部が分からなかった
それでも
欲しかった現実
強烈に欲しい、って
ボロボロに泣きながら願った
そして嘘みたいに
それは叶って
わたしは体感を手に入れた
まぐれだったんじゃない?
って、そう思う
でもやり方はもう知ってる
それを使うか使わないか
どっちも選べる
広がった意識の向こう側
もう一度、真っすぐに
そっちを見てみようと思う
