お願いだから私を見ないで

私を自由にして欲しい


~ 頭巾付の黒マント 赤いワンピース 先の尖った木グツ~


( この子に会いに行く )


私はあなた


私はこの森で生まれた

小さい頃から豊かになってはいけない

慎ましさこそが美徳と言われた


この村ではそう言う教えだった


そしてお互いが

豊かになり過ぎない様

貯めこみ過ぎない様に

お互いを見張ってた


そこから突出する事は

許されなかった


とにかく皆と一緒じゃなきゃダメだったの


私はおしゃれしたかったし

美しいものを創り出したかったし

豊かになりたかったし

森の友達とも仲良くしたかった


でもそれは許されず

変な子と見られ


私が話す事はおかしい

妖精と話す事はおかしいと


皆は私を化け物扱いする様になり

常に私を監視した


それをちく一報告された

ある人に


( あっ Kさんだ。。 )


彼はこの村の長老

何でも知っている


しかしこの村が豊かである事は知らなかった


そして森の妖精と生きる事を

強く怖がった


森の中には魔物がいると

そう信じていた


だから 私が森の妖精と話す事を

快く思わなかった


ある日

「この村から出て行け

君がいたのではこの村の秩序が守れない」と

彼に言われた


私はこの森や人が大好きだったけど

もうここにはいられない

この村を去らなければ


その時の悲しみ苦しみ

それらはまだ記憶として感情として

残ってる


そしてそれらを癒すときがきた



                                   つづく