映画 滑り込み | アキグミ

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秋吉久美子オフィシャルブログ

昨日20日
映画 メルギブソンによる ハクソ リッジ 最終日
NHKのラジオ ゴゴラジ出演後(パーソナリティ、井川さん、思わぬイイ男)、
三茶でちょいと用事済ませ、すごい勢いで、映画館に向かい、夕方一回きりのセミレイトショーに滑り込み。

アメリカの衛生兵が
沖縄戦でただ1人、地獄のノコギリがけと呼ばれる戦場に残り、負傷した兵隊たちを自分の信念と神の声によって助けまくる。
殺す兵士がいれば助ける兵士もいても良い、、という理屈はシンプルなのだが、
生き残ることか殺しあうことなら
、助けることは信じる力も必要で、どちらにとっても、戦場は地獄だ。
そして敵方の日本兵達が、ベトナム映画のベトコン、カウボーイ映画のインディアン、あるいはエイリアンのモンスター、、、神出鬼没でアメリカ兵たちをガンガン襲い、ボンボン撃たれ、殺される。数で押し寄せてくるインベーダーのような気味悪さで描かれる。
立場を、ひっくり返せば同じなんだけどね。
日本人サイドとしては、なんとも複雑に心が痛む。
と同時に綺麗事じゃないな、、
わずか70年前、こんな風に日本人の兵隊達も戦場で戦ったのか、、と、
愕然とする。

メルギブソンという人はあるシチュエーションの中で猛烈にその時間を際立たせ、やがて、その時間の意味を現実生活にフィードバックさせるようなやり口の監督だ。

アクション映画並みに、
戦争シーンを
スペクタクルで見せるだけ見せられたが、
怒りと憎しみを超えるのは、
愛と強さだと心に刻んで、
映画館を出る。

これがまた、戦争じゃない普段の生活の中といえども、
実行するのは、とてもとても難しいんだよね。