先ほど、恙無くアチューメントを終えましたのでご報告いたしますキラキラ


今年の夏は暑すぎた…、そう思いながら見上げる空は秋模様。津和野も連日猛暑日が続いていましたが、やっと秋が訪れたようですもみじ


開始報告をブログに投稿してから、千本鳥居の方へと向かい、手水で清めてから、形代の名前を読み上げ、息を吹きかけます。
すると、蜃気楼のように揺らいだ墨色の名前が浮かび上がり、ふわりと大地に降り立ちました。


キョロキョロと周囲を視回す名前たちの前に、白狐が姿を現してペコリと頭を下げます。名前たちもそれに気づいて同じ様に頭を下げると、白狐はとても嬉しそうに笑いました。

『ようこそ津和野へ。私が今日の案内役を務めます。先ずは元宮へと参りましょう。』


白狐に先導されて向かった元宮神社 
ここで並んで二礼二拍一礼すると、シャランっと高らかな複数の鈴の音の後に、彩雲の様な靄に包まれた大きな白い両手が伸びてきて、名前たち一人一人を愛おし気に撫でます。撫でられると同時に、薄皮を剥がすように穢が取れ、一皮剥けたようにツルンっと輝きを増しました。

『ようこそ我が子たち。私は神産みの伊弉冉大神。神の分け御霊たるあなたたちは、私の子供。

そんな子供の穢を清め祓うのは、赤子をお風呂に入れるのと同じ。私にとってとても楽しみな事の一つ。触れながら、成長を確かめる。ああ、こんなに大きく育ったのねと。

そして、これからもたくさん幸せで大きく育ってと、願いを込めて清め祓う。私の両手はその為にある。私にあなたたちの魂の一部に触れさせてくれてありがとう。成長を確かめさせてくれてありがとう。

これからのあなたたちの幸せの為に、本当に自分似合う場所へと送り出しましょう。さあ、準備なさい。』


そう仰りながら、右手で名前たちを軽く掴んで左掌の上に乗せ、全て乗せると命婦社へと運んでくださいました。


先導の白狐も命婦社で待っており、伊弉冉大神の掌に乗せられて運ばれた名前たちを降ろすと、そっとまた一人一人を優しく撫でて、その手は元宮へと消えていきました。


『さあ、こちらでも参拝しましょう。』

白狐に促され、参拝する名前たち。その後ろに旋風が起き、黒狐が姿を現しました。

『悪縁切りは私の仕事。悪だからといって悪いのではなく、ただ不要になったもの。不要なものは持っていても良い事は起こらぬから悪と言う。
それに、不要なものは置いておいても埃を被り、陽の気を持っていたものもまた、陰の気に転じ、やがて負を呼び込む。

運勢も運命も巡るもの。留める事は出来ない。一旦留まる事は出来ても、常に上か下に動き続ける。それなら身軽になり、上に向かった方が良い。

上の世界は高く広い。高さがあるから身軽にならねば向かえねが、同時にそこに向かう者も少なく、広々としておる。その高さもまた様々。上がる先で自分がここが心地良いと思う場所に一旦留まればいい。そして、また動きたいと思った時に上がるのだ。

さあ、その為に悪縁切りを済ませよう。』

そう言った後名前たちの後ろに現れた黒狐は、ピョンっと飛び上がって一回転すると、その尾の先から炎を出して名前たちの足元に放ちます。放たれた炎が、染み入るように名前たちの下に潜り込み、メラメラと不要な縁を燃やし始めました。
燃やされても熱はなく、名前たちは不思議そうに足元を視ています。全ての悪縁や不要になった縁を燃やし尽くすと、暗かった足元がパーっと輝き、そのまま名前たちを押し上げました。

『うんうん、綺麗に押し上げられましたね。今がこれからの始まりの時。新たな高さへとようこそ。
ここからは各々好きな高さへと向かえます。取り急ぎ、次は本殿へと参りましょう。』


そう白狐は名前たちに伝えると、黒狐と共に本殿へと先導していきました。


本殿の前で、また並んで参拝した名前たち。シャラシャラと涼やかな鈴の音の後、名前たちの数と同じ白狐たちが現れ、それぞに何か読み上げた後、稲穂を手渡します。

『その稲穂は、これから向かうそれぞれの高さの場所で蒔くといいでしょう。そうすると、豊かな実りになりますよ。』

『それに、稲穂で地を固めるのも悪縁が再び結ばれぬようにするには大事。根は下から湧き上がるものを抑える。稲穂に実る米は神様の食べ物だから、深く根ざさなくても強い魔除け、邪気除けになるぞ。』

白狐と黒狐が、続けて稲穂の使い方とその効力を教えてくれました。

『『さあ、最後は宇迦之御魂神の待つ、本殿裏奉拝所に向かいましょう。』』

白狐と黒狐が口を揃えてそう言い、名前たちをまた先導します。


向かった先には凛々しい狛狐たちがおり、白狐と黒狐を視ると一礼して道を開けてくれました。開いた道は稲穂が敷き詰められたように黄金に輝き、その先に朱色の衣を纏われた宇迦之御魂神が微笑んでいらっしゃいました。


『ようこそいらっしゃった。悪縁切りをし、燃やし尽くしたそなたらは、なんと輝かしいことか。伊弉冉大神より、母なる御神気も授かり、内から満たされておるな。素晴らしい。

最大の悪縁切りは、先ず自身が満たされる事。満たされれば、自ずと何が必要で何が不要かと判る。全て白黒つけなくてもいい。これはこの時には必要、この時には不要、この関係はこれくらいで、あの関係はここまでにと、区切りをつけるのが良い。

人は誰しも出会う全ての人との縁がある。すれ違うだけの縁も、その場でたまたま一緒になる縁もある。それぞれの世界が重なる瞬間、それが縁が結ばれる可能性がある時。その先、結ぶか結ばぬかは、あなた方が決めればいい。大半の縁を結ぶのは、その人本人で、神々は結ぶ切っ掛けを創ってるのだから。

少数だが、本当にこれだけは結んでおいた方が良いという縁は、神々が事前に結ぶ。それは良き縁もあれば、時に成長の為の試練の場や経験を積ませる為にあえて結ぶ縁もある。これは後に良縁にねるか、悪縁になるかは、人それぞれの成長の度合いと執着により変わる。

どんなに良き縁も、いつかは終わる時が来る。世界の高さのように、常に一定ではなく動き続けるから。お互いに動くのだ、進む方向が違えば良き縁も時に足を引っ張り合う悪縁になってしまう事もある。
また悪縁も、自らを成長させてくれたものだと思える日が来たら、それは自然と切れて、お互いに新たな良縁と向かう糸になろう。

糸は長ければ長いほど遠くへと結ばれ、また狙って強く何重にも結びつける事も出来る。短くても良い。短いなら、近場で良縁を結べる。近いし所でお互いに縁を結び合い、深められるのなら良い。短くてもきつく固く結ぶ事は出来る。

時に何重にも結びつけると、不要になった時に解くのが大変ではあるが、きっと人は少しずつ成長しながら結びつけた糸を緩め、時満ちればするりと解くのだろう。それもまた良い。
きつく固く結んだものは、離れないという利点はあれど、解きたい時に解きにくいという難点もある。しかし、ここぞという隙間を見つけて一点集中力を入れれば、突破口が開くが如く解ける。それもまた良い。

時にどうにもならずに切らねばならない事もあるが、それはお互いに痛みを伴う。その痛みもまた、二度と同じ事を繰り返さぬようにという教訓にすればいい。何事も後に生かすなら良い。

さあ、悪縁を燃やして新たな土壌を創り、新たな稲穂も手に入れた。そなたらが各々望む高さまで向かい、その稲穂を撒いて育てよ。そして多くの実りを笑顔と感謝に変えて、周囲に分け与えよ。これが幸せのお裾分け、同じ高さの者同士は同じだけ分け与えられる。自らの食扶持を削ってまで渡すのではなく、余剰分を渡すから無理なく、またお互い渡しあって交換するから良い。

それが各々出来れば世界は幸せで平和になる。先ずは一番身近な自分自身を幸せに、次は大切に思う者たちを幸せに、皆が無理なく出来る範疇で良い。それが神々から人々への願いだから………。』

そう仰り終わると同時に、身体全体から光を放つ宇迦之御魂神、その放たれた光は、名前たち一人一人の足元に差し込むと、それぞれを望む高さへと押し上げて行き、アチューメントは終了しましたキラキラ



終了後に引いたおみくじはこちら↑
神様はいつだって変わらない。離れるのは私たち人の心。

それは人が下を向き続け、どんどん下に向かうからかもしれません。いつだって顔を上げれば、太陽はあなたを照らしています。例え、曇りだろうが雨だろが、太陽はそこにあります晴れ
夜になれば、太陽の代わりに月と星があります満月星 
優しく照らす月の光に、大空に散りばめられた宝石のような星、そのどちらも美しいゆめみる宝石

何より、一番大きく強く輝いているのは星です星 地球から遠く離れているから、その光はとても小さく観えるけれど、本当は太陽よりも大きいものがある。そんな星も、人の作り出した電灯が一つ灯る度に一つ観えなくなると言いますがら、観えなくてもそこにあり続けるのです星
どうぞ、ご自身の星を目指して進んでください。希望の星の名のままに、それぞれが望む場所を星は示してくれています星

皆様に、たくさんの幸せが舞い込みますように流れ星