今年に入ってから春先まで、近所のブックオフへ毎週通っていた。
古本屋の面白さはやはり、何に出くわすかわからないところ。
僕の住むような地方の書店は普通、売れ筋中心で画一的すぎ、面白みに欠けるのだが、その点古本屋は飽きない。思いがけなかった本たちに出会い、一冊、また一冊と小脇に抱えられていく。行くたびに、つい10冊前後買い込んでしまう。
毎週買っていたので結構大量になり、そのうち半分ぐらいはまだ読まずに本棚に積まれている。その中でもとくに、西村佳哲さんの著書「自分の仕事をつくる」は、買っておいて良かったなと思う本だ。
4月に買って以来、先週たまたま背表紙が目について手に取ってみた。
「いい仕事」とはなにか。
「いい仕事」とは、仕事をする人のどんな姿勢、考え方から生まれてくるのか。
いいモノをつくっている人は、働き方からして違うはず。
「プロフェッショナル」や「情熱大陸」のような内容に近いといえば早いが、西村さんの考察がとても深く本質的で鋭くて面白い。八木保さん、象設計集団、柳宗理さん、IDEO、パタゴニア社、などなど、様々な人たちが登場する。
そして、僕自身の仕事のやり方。
そもそも自分は、なんでこの仕事をしているんだろう?
その意味や目的といった、根本的なところについて考えさせられる。
なるほどと思うところ、これは見習わなくちゃいけないなと反省させられるところ。
本来の目的を忘れて技術ばかりに走る、オタク的な仕事のバカバカしさ。
たくさんの失敗を重ねること自体の大切さ。失敗しながら、完成形を模索する。
読んでいると、早く自分の仕事がしたくなってくる本。
それではまた。
自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
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