こんにちは。

 

字が苦手な人専門の筆文字講師、伊賀明美です。

 

 

「弘法筆を選ばず」

 

ということわざを聞いたことはありますか?

 

 

「本当に腕のある人は、道具の良し悪しに左右されない」

 

という意味で使われる言葉です。

 

 

でも私は、

 

字が苦手な人ほど、道具を選んだ方がいい

 

と思っています。

 

 

今日はそんなお話です。

 

 

上手な人ほど道具を大切にしている

 

実は弘法大師空海は、

 

「良工は先ず其の刀を利とくし、能書は好筆を用う」

 

という言葉も残しています。

 

良い職人は道具の手入れを怠らず、優れた書家は良い筆を使う。

 

そんな意味の言葉です。

 

 

また、野球で活躍したイチロー選手も、

 

グラブやバットをとても大切にしていたことで有名です。

 

 

一流の人ほど、道具の大切さを知っています。

 

もちろん、道具のせいにして

 

努力をしないということではありません。

 

 

でも、だからといって

 

「何を使っても同じ」

 

というわけでもないのです。

 

 

字が苦手な人ほど道具の影響を受ける

 

上手な人は、どんな道具でもある程度使いこなせます。

 

でも、字が苦手な人は違います。

 

 

実は、使う道具によって

 

結果が大きく変わることがあります。

 

 

伝筆の講座でも、

 

「筆ペンなんてどれも同じだと思っていました」

 

という方がたくさんいらっしゃいます。

 

でも実際は違うのです。

 

 

筆ペンには大きく2種類ある

 

筆ペンには大きく分けて2種類あります。

 

一つは、サインペンタイプ。

 

先が少ししなる程度で、100円ショップなどでもよく見かけます。

 

もう一つは、書道の筆のように毛が1本1本動く筆タイプです。

 

 

初めて見る方は、

 

「サインペンタイプの方が書きやすそう」

 

と思われるかもしれません。

 

 

確かに扱いやすさだけで言えば、その通りです。

 

 

でも、おすすめは筆タイプの筆ペン

 

実は、字が苦手な方におすすめなのは、筆タイプの筆ペンです。

 

 

 

最初は少しふにゃふにゃしていて、

 

「難しい」

 

と感じるかもしれません。

 

 

でも、その柔らかさがあるからこそ、

 

線に太さが生まれ、

 

文字にメリハリが生まれ、

 

温かさや味わいが生まれるのです。

 

 

伝筆で大切にしているのは、

 

上手な字を書くことではありません。

 

相手に想いが伝わる文字を描くことです。

 

 

そのためには、この柔らかい線がとても大切なのです。

 

 

あなたの「クセ」が味に変わる

 

サインペンタイプは、普段の文字に近い線になります。

 

 

つまり、

 

「自分の字があまり好きではない」

 

という方は、

 

いつもの文字とあまり変わらない印象になりやすいのです。

 

 

 

一方で、筆タイプの筆ペンは違います。

 

 

線に強弱が生まれることで、

 

今まで気になっていた文字のクセが、

 

味や個性として見えてきます。

 

 

実際に講座でも、

 

「私の字でもこんなふうに見えるんですね」

 

と驚かれる方がたくさんいます。

 

 

道具を変えるだけで変わることがある

 

字が苦手だと思っている方ほど、

 

練習の前に道具を見直してみてください。

 

 

もちろん、道具だけで

 

すべてが解決するわけではありません。

 

 

でも、

 

自分に合った道具を使うことで、

 

描きやすさも、

 

仕上がりも、

 

楽しさも、

 

大きく変わることがあります。

 

 

上手な人が道具を大切にするように、

 

私たちも道具の力を借りてみる。

 

 

それは決して近道ではなく、

 

上達への大切な一歩だと思うのです。

 

 

字が苦手だからこそ、

 

まずは道具選びから始めてみませんか?

 

 

 

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