子供の頃、父や祖父から戦争の事を少しだけ聞いた。
どちらかと言えば、辛かったことや悲しかったことは
あまり話そうとしなかったようだ。
遊び場の一つに防空壕になった洞穴があった。
ひんやりとして、コウモリが住んでいた。
父母はそこに隠れた話もしてくれた。
1m50cmくらいの木で造られた鉄砲のようなものがあった。
戦時中の訓練に使われたと聞いた。
私は戦後生まれだが、身近に感じる場所があり、
実体験を聞いて育った。
祖父母は食べものには厳しかった。
「食べ物を粗末にするな。もったいない」
よく、こんなことを言われた。
今になってみれば、有り難いことばかりです。
それでは、今の自分が子供や孫の代に何を伝えることが
出来るだろうか? そんなことが頭に浮かんだ。
もちろん、難しい事は教えられない。
両親や祖父母から聞いた話を教えてあげたい。
おとぎ話のような自分の育ってきた環境や遊んできた自然、
今ではできない体験を話してあげるのも大切なことなのだろう。
自分がいて、親がいて、祖父母がいて、そのまた
祖父母がいる。
そのご先祖様がどんな仕事をして、どんな風だったか、
つながれてきた命の大切さを教えて、今があることに
感謝をして、自分を考える機会になれば良い。
今があることにつながれた命に感謝したい。
「もう、それ何回も聞いたわ!」
って、言ってた子供の頃の自分を思い出した。