Netflix「地獄に墜ちるわよ」の監督は、細木数子さんのことが嫌いだったそうです。

監督・瀧本智行さんは、インタビューで、
「テレビに出ていたらチャンネルを変えるほど嫌いだった」
と話しています。
しかも最初、ドラマ化のオファーも断ったそうです。
でも、プロデューサーに
「嫌いな人が撮った方が面白い」
と言われて、その一言で、引き受けることになったのだとか。
私は、この話がすごく印象に残りました。
なぜなら、細木数子さんって、
「全員に好かれる人」ではなかったからです。
むしろ逆。
怖い。
決めつける。
圧が強い。
言葉がキツい。
苦手な人は、本当に苦手だったと思います。
でも、それでも、誰もが彼女の存在を気にしてしまった。
ここが、普通の占い師とは違うところでした。
占いって本来、静かなものです。
でも彼女は、テレビという舞台で、怒り、断言し、泣かせ、笑わせ、その場の空気を完全に支配した。
もはや占い師という枠を超えた、時代のカリスマでした。
そして面白いのは、
あれほど彼女を嫌っていた監督自身が、調べていくうちに、細木さんの「人間臭さ」や「孤独」、そして「時代に求められていた理由」を感じていったことです。
人って、圧倒的に強い人を見ると反発したくなりますが、同時に、どうしても目が離せなくなるものです。
細木数子さんは、まさにそんな存在だったのかもしれません。
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