「わたしって、なんてダメな人間なんだろう」
彼女はため息をつきながらそう思いました。
電車の窓の外の闇に浮かぶ、疲れ切った自分の顔を見ては、またため息。
今日も遅くまで残業したのに、上司にも同僚にも認めてもらえない。
自分の時間を犠牲にしているから 恋もうまく行かない・・・。
頑張り屋の彼女が3度目にため息をついた時のことです。
「まあ、私を呼んだかしら?」
突然、やわらかな声が響きました。
辺りを見まわすと、電車に乗っていたはずの彼女はいつの間にか大きな樹の下に立っていました。
「私はこの樹に住む魔女。あなたはとっても頑張り屋さんみたいだけど、ため息なんかついてどうしたのかしら?」
やわらかな声の主はそう言って、にっこりと彼女に笑いかけました。
「わたし、頑張ってるんです。だけど、何もかもうまくいかない。
みんな認めてくれないし、彼だってわたしのことをわかってくれないの・・・。」
彼女は悲しげにうつむきます。
「まあ!何もできないなんて、そんなことないのよ。あなたには素敵な力があるわ!!」
魔女はそう言って、彼女に魔法の呪文をひとつ教えました。
彼女がそれを唱えると、何もなかった樹に美しい花がたくさん、咲き乱れたのです。
「それだけじゃないのよ。」
魔女がもうひとつ魔法の呪文を教えると、あら不思議。頭上に広がる樹に美味しそうな実がたくさんなりました。
大きな樹だけだった景色が、一瞬で美しく色づいたのです。
「あなたにはこんな素敵なことができる力があるのよ。」
彼女は嬉しくなって、たくさんの花や実を魔法で作りました。
魔女はそれを嬉しそうに目を細めて眺め、こう言いました。
「あなたの周りの景色もこんな風に、あなた次第で美しく、色とりどりにできるのよ。さあ、帰ってやってごらんなさい。」
「でもわたし、一人でできるか自信がないわ。」と不安げな彼女に
「あなたに魔法のメガネを貸してあげましょう。何か辛いこと、悲しいことに直面した時、このメガネをかけてごらんなさい。
きっと景色が違って見えるわ。」
魔女はそう言って、虹色に縁取られた美しいメガネを女性に渡しました。
かけてみると、不思議なことに大きさも形もピッタリです。
「ありがとう。少し怖いけど、やってみるわ!」
そう言おうと女性が振り向いた時、そこに魔女はいませんでした。
見えるのは電車の窓に映る、メガネをかけた自分だけ。いつの間にか、元いた電車に戻っていたのです。
翌朝、彼女はメガネを持って出かけました。
そして、「わたしなんて何の価値もない人間だ」「わたしなんて必要ない存在なんだ」
そんなことを思った瞬間にメガネをかけてみました。
今まで見えていた景色とまったく違う景色が見えるようになったのです。
魔女のくれたメガネは、ものごとを素直な目で見ること、他の人からの愛に気づくことを助けてくれるものでした。
メガネの力のおかげで彼女は
「自分は何もできないダメな人間じゃなく、周りの人に愛されている人間なんだ」ということに気づきました。
そのことに気づいた時、メガネは美しい七色の光になって、空へ消えていったのです。
それからというもの、彼女は押し殺していた自分を取り戻し、毎日を幸せに暮らしました。
「早く大人にならなきゃ」「大人らしくしっかりしなきゃ」と、
一生懸命に頑張りすぎて いつの間にか「本当の自分」を見失ってしまった。
そんな大人が「本当の自分」を取り戻し、私が私として生き直す場所
それがMother Tree
Mother Treeは、魔法を操る素敵な魔女の隠れ家
「本当の自分」を取り戻す魔法を、イベントやセミナーなどであなたに授けます。
さあ、あなたは魔女の家で、どんな魔法を手に入れますか?
Mother Treeでは様々なイベントを企画・主催、後援しています。
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