【あひるの空】アニメ32話33話 母の思い | マンガ心理学って何だろう

マンガ心理学って何だろう

サブカルチャーを中心に心理学と結びつけた話を書きます。
「マンガ心理学」の確立に向けて頑張りたい。

お疲れ様です。
 

オンライン授業の準備や対応が、なかなか大変です(笑)

平日は夜中朝方まで、ほとんどこれに取りかかっており、ブログがなかなか更新できなくなっています(泣)

息子の高校も早くからオンライン授業をしていましたが、やはり疲弊感がある様子。

ずっと課題をやっていて、夜までかかっています。

なかなか難しいものですね。

 

早くも第2波が起きている地域もある様子。
罹患された方々の早期回復、医療従事者・対応をされている方々が十分なサポートを受けられることを祈っています。

この状況、まだまだ皆で乗り越えていきましょう!
------------------------------------------------------

先日、ダ・ヴィンチニュースで拙書を取り上げていただいたことを記載しました。

 

8回連載で現在5回まで掲載されています!

強い自分になるための“炭治郎イズム”。壁にぶつかったときこそ前向きに!/『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方⑤

https://ddnavi.com/serial/622072/a/

 

拙書「『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方」の内容を大分取り上げてくださっています。

よしなに。

 

さて、本日は「あひるの空」のアニメを。

公式Twitterはこちら↓ @ahirunosora_tv

 

日向武史先生が週刊少年マガジン連載しているバスケ(部活)マンガです。

いつも授業で好きなマンガを訊いているのですが、「あひるの空」は根強い人気を誇っていました。

もう5年は前になると思いますが。

当時は黒子のバスケも人気絶頂、スラムダンクは王道なので人気だった中に、よく挙げられていました。

 

これが、アニメ化されて嬉しいです。

現在、2期目です。

公式サイトはこちら→http://ahirunosora.jp/

 

主人公の車谷空は高校1年生。

身長が低く、バスケをする上で悔しい思いをたくさんしています。

 

母親は車谷由夏。元・女子バスケ日本代表選手。

現在は病気療養中で、設備が整った病院に入院するため、家族と離れて神奈川の病院に入院中。

 

空は、母に内緒で神奈川の高校を受験し、バスケを続けました。

しかし、母は知っています。近くにいることを。

 

空の高校では、バスケ部は名ばかりの、俗に不良の集まり場のようになっていましたが、空の働きかけによって、バスケ部を復活させます。

この辺り、王道ストーリー。

 

そこから、仲間集め、身長の低い空の活躍など頑張る姿が、青春を表し、すがすがしく描かれています。

 

今回、アニメ32話・33話は、初めても公式大会に出場したことと、母のことが描かれています。

 

母親の由夏は、思い病気で、恐らく癌のよう。

詳しくは出ていないのですが、命にかかわる病気です。

 

自分の最後を知ってか、空の試合を観に行きたいと願う。

空が近くの高校に行っていることは内緒になっているので、母は空の思いを汲んで、その嘘を知らないということで貫きます。

 

その母が、空の試合を観に行く。

病院の先生や看護師さんたちの強力を得て、外出許可をもらって。

 

空が、チームで試合に出ていることを観て、喜び応援します。

昔の馴染みにも会って、空の高校の監督になる希望を持ちます。

 

しかし、病状は悪化。

試合を途中まで観て、結果は空から聞きたいと言い、病院に帰るのですが、そこで症状が出て危篤になります。

 

バスケ部顧問の先生に連絡が行き、試合が延長になったも、すぐさま病院にかけつける空。

 

病室にユニフォームのまま入ってきた空を観て、由夏は

「久しぶり」と言います。

 

泣ける。ここで、涙で視界が曇りました。

空の嘘を貫く姿。さっきまで空の試合を観ていたのに。

自分(由夏)も、最初にもらった背番号は15であったと告げます。

 

そして、空に謝ります。

「大きく産んであげられなくてごめんね」と。

 

この件、火ノ丸相撲でもあって、息子が活躍したい世界では、小さいことが不利であることを知っているため、母親が亡くなる前に謝るのです。

 

今回も同じ。

死期を悟ったのか、今までそんなことを言ったことがなかった由夏が、

空に泣きながら謝る。

 

それを聞いた空は泣きながら、

「小さいことでよかった。それでバスケが出来ている」と言い、

「感謝している」と伝えるのです。

 

泣ける。泣きます。

私は母親で、且つ高校1年生の息子がいます。

故に、感情移入します。

 

母の思いは、見届けてあげられない悔しさと悲しさ、寂しさ。

これから先も苦労するかもしれない息子を心配し、不憫に思い出た言葉が「大きく産んであげられなくてごめん」。

自分は見届けてあげられない、助けてあげられない。

生きていれば、何かをできたかもしれないけれど。

 

きっと無念でしょう。

当たり前にあった日常。

子どもが大きくなって、悩んで苦しんで、それを傍らで見守って日常を送る。

ケンカもすれば、仲直りもする。親子の時間を過ごしていく。

その普通とも思えることが、もうできないのだと感じたときの由夏の

思いを想像すると苦しくなります。

 

親が子を思う気持ち。

多くを語れなくても、最後に出てくる言葉は凝縮された一粒。

 

空はそれを受け取って、「感謝している」と伝える。

思いは通じ合っています。

 

母親の思いは、子どもが大きくなると、なかなか見えなくなるもの。

愛情からくる小言も、心配からくる苦言も。信じているから言わないことも。(勿論、娘でも同じ!)

愛着が形成されている関係であれば、子を愛しく思うのが親の心。

 

それは、母でも父でも同じなのですが。

「産む」という行為そのものは母にしかできないこと。

「大きく産んであげられなくて・・・」という言葉には、全てが入っているように思えます。

 

子も、愛着が形成されていれば、母を慕い母を想う。

心配をかけまいと背伸びをする。

母はわかっています。

 

由夏は、その日、家族に看取られながら亡くなります。

アニメでは、父と子がベッドの傍で最期を見守っている姿が出てくるのです。

 

32話・33話は、激しい試合の様子でハラハラさせることが軒並み出てくるのに、要所要所に由夏のことが出てきて、気持ちが締め付けられる思いがします。

完全、感情移入ですが(笑)

 

もし、私が今、死ぬことになったら、息子は1人になります。

うちは母を入れて3人家族ですから、厳密にはおばあちゃんはいますが。でも、順番から考えれば、おばあちゃんだって長くはいない。

この先の未来にたくさんのことがあり、ライフロール(人生役割)が増えていくことを見届けてあげられなかったら、苦しいときに声をかけてあげられなかったら、と思うと本当に切なくなります。

 

私もときどき考えるのです。

「もし、自分が死んだら」と。

物の順番から言えば、事故などがなければ確実に私が先に死にます。

だから、息子にはちゃんと生きていける力をつけてあげたいと思い、接しています。

親がいつもいることの方が幻想かもしれない。

1人で生きていける力は、家事もそうですが、感謝すること、自信を持つこと、人を許し理解すること、人と輪をつくること、考えて行動すること、選択できるために情報や力をつけることなどなど・・・

常日頃からそう思って息子と向き合っています。

 

空は、明るく頑張ること、あきらめないこと、仲間を作ることを由夏から教えてもらっています。

母に活躍する姿を見せてあげられないけれど、ちゃんと母親から生きる力を受け取っています。

 

アニメで観ると、声がつくことによって、より臨場感や感情が受け取れますので、是非、観ていただけるといいなと思います。

私にとっては、完全感情移入の回でした(笑)

 

では、また。

心燃やして取組みます。