【かくしごと】父の愛 空回り | マンガ心理学って何だろう

マンガ心理学って何だろう

サブカルチャーを中心に心理学と結びつけた話を書きます。
「マンガ心理学」の確立に向けて頑張りたい。

お疲れ様です。

緊急事態宣言が延長の向き。

数字から言えば、それは当然のことと思いますが、様々な場所で苦しい状況になっている方々もいます。

 

10万円の給付も自治体次第。

6月に支給なんていうところもあり、性急な支援のはずがそうも行かず。悶々としている方もいると思います。

 

必要な支援が、必要なところに早く届くように。

そのための政策であり、会議。

議員も自治体も公の福祉の増進を図るもの。

公務員研修を行っていたとき、そんな話をしたことがあります。

罹患された方々の早期回復、医療従事者・対応をされている方々が十分なサポートを受けられることを祈っています。


この状況、皆で乗り越えていきましょう!

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さて、今日は「かくしごと」を。

月刊少年マガジンに連載されている、久米田康治(くめたこうじ)先生の人気漫画です。

 

TVアニメ公式Twitter @kakushigoto_pr

 

<講談社コミックプラス>かくしごと

http://www.gmaga.co/comics/kakushigoto/

 

2020年4月アニメとしても登場しています。

「かくしごと」アニメ公式サイト

https://kakushigoto-anime.com/

 

「かくしごと」とは、「隠し事」と「描く仕事」。

主人公はシングルファーザーの漫画家 後藤可久士とその愛娘 姫。

 

漫画家裏話ではありますが、バクマンやまんが道とはっちょっと違う。

東村アキコ先生の半生を描いた「かくかくしかじか」とも違う。

 

基本はギャグ漫画に見えるのですが、家族愛からくる必死な姿が滑稽に映るものです。2部構成のようになっており、姫が小学生のときの出来事と、高校生になってからの目線とがあります。

 

後藤可久士はエロギャグ漫画というか、下品なマンガを描いていることから、娘(姫)にはあまり見せたくなく、姫に仕事を隠しています。

バレないようにとる行動が涙ぐましくも可笑しく。

 

娘である姫への溺愛ぶりがすざましいのですが(笑)

そのための行動が、周囲を困らせたり、勘違いさせたりします。

 

姫LOVE.

姫以外のことが眼中にない。

 

恋人に対するものとは全く違うのですが、娘を深く愛している様は、微笑ましく、滑稽です。

 

世の父親でも、可久士のような方はいると思いますが、直接に表現していない方もいると思います。

 

可久士の行動は全て姫のためであると、アシスタントたちはわかっていますが、少し人間関係の遠い人にはわかりません。

 

とうの姫には、幼すぎて父の努力はわからない。

可久士は姫に気づかれないように頑張っているので、それでよいのですが。空回り。

 

姫が良しとすることと、可久士が姫のために良いと思うことは違うもの。

だから、可久士の行動は空回り。

 

姫に望みを聞いても、遠慮したり、父親を慮って本当のことが言えなかったり、言ってみても小学生視点からの望みであるため、可久士は深読みしてしまいます。

 

これって、よくありますね。

親が子どものために良いと思うことは、愛情や躾の観点で、子どもにとって「こうしてあげた方がよい」というもの。

導く意味もあるし、心配の意味もある。

子どもの視点に立つのって難しいですよね。

子どもが望むことが、親からしてみれば、望ましいものでないときがあるし、寂しく感じるときもある。

 

子どもも遠慮ってするんでよね。

「子どもらしくない!」という方もいますが、子どもも色々。

十把一絡げにはできない。

その子の性格、個性、環境によって。

親に心配をかけたくない、自分で頑張らないとと健気な遠慮があります。

これが度をいきすぎると、いじめなどがあったときに問題になるのですが。

 

姫も父親が大好きだし、身内は父親しかいないと思っているので、大切にしています。

その子どもなりに、親を大切にしている気持ちをそのまま受け取れるといいんですよね・・・・

 

愛着のある証拠。

子どもの個性が育っている証拠。

「そんなつまらない心配をするな!」ではなく、「親を心配するくらいまで育ってくれたんだ」と思うと、親の行動・言動も変わってくるはず。

 

もちろん、諭さなければならないときもあるのですが。

そのとき、どの立場で物を言うか。

子どもの立場に立って、言いたいものですね。

自分が良いと思うことを強く出してしまうと、子どもは「わかってくれない」になり勝ちです。

 

「かくしごと」は子育てに関して、いろいろと考えさせられます。

可久士の行動も面白いので、シリアスになりません。

 

ただ、マンガの後半は、可久士が漫画家を中断し、事故で記憶が失われ、切ないことになります。

高校生になった姫が姫だとわからず。

可久士の記憶は、小学生の姫のまま。

愛する娘がとてもとても可愛かったときに止まっている。

 

前半と後半で、違う読み方のできる作品です。

是非、読んでみてください!

アニメの可久士は神谷浩史さん。よく合っています(笑)

きっと微笑ましくなります!

 

では、また。