夢は叶えるもの。前例はつくるもの。
20日(土)に、大阪にて“あるアーティスト”のピアノ伴奏を担当してきました。
そのアーティストとは、昨年のアーティストフォーラムに出演してくれた、ソプラノ歌手・フルート奏者の大田えり(Eri Ota)さん。
▼Eli Ota official site 大田 えり オフィシャルサイト
http://ellie-of-world.jimdo.com/
彼女は現在入院中で、一人では座ることも寝返りをうつことも、着替えもできない状態にあります。
ただ、「誰かのために歌いたい」という気持ちが人一倍強い彼女の想いが奇跡を起こしたのか、先週私が入院先の京都に行った時に、約10分の曲を一人で座りながら見事に歌い切ってくれました。
その時の様子を動画で撮ったのがこちらです。
▼【世界で一番素敵な言葉】歌:大田えり 曲、伴奏:安達充
https://youtu.be/sAo7BcJtI8o
そんな彼女をゲストとして呼んでいたのが、20日(土)に開催予定だったWOMANドリームプラン・プレゼンテーション。
とはいえ、彼女がそのステージに立つにはいくつものハードルがありました。
一番大きなハードルは、病院の外出許可が出るかどうか。
「厳重看護の重症患者を病棟外へ外出許可を出した前例がありません。厳しい現状と、恐らく許可は取れないと思って下さい」
そんな理由から、一度はNGがつきつけられました。
東京でその知らせを聞いた僕も、内心「今回は難しいのかな…」と思っていました。
ところが、18日前に入ったばかりの研修医が書いたひと文
「彼女にとっての舞台と音楽は生きる力であり、生き甲斐、ご考慮下さい。」
このひと文で、大学病院が動いたそうです。
そして当日、彼女が歌った『世界で一番素敵な言葉』。
魂の歌声、などという言葉でも足りないような、まさに“絶唱”でした。
自分が作曲した曲に、ここまで命を吹き込んでもらえたことに、感謝の気持ちでいっぱいになりながら伴奏をさせてもらいました。
このWOMANドリームプラン・プレゼンテーションというのは、「夢を叶えるためにプレゼンテーションをする場」。
彼女が今回、誰もが無理だと思うような状況から「みんなの前で歌う」という夢を叶えたように、多くの夢は「そんなの無理だ!」と言われたり、「前例がないからあきらめろ!」と言われるものです。
でも、彼女は今回『夢は叶えるもの。前例はつくるもの。』ということを身を持って教えてくれた気がします。
すべての夢には前例がありません。
たとえ他の人が同じことをやり遂げたとしても、本人にとって未踏の世界であれば、それは前例がないに等しいです。
だからきっと、すべては自分を信じることから始まるのだと思います。
その自分を信じることの一つが、僕は「自分の名前に応援されている」感覚を持つことだと思っています。
「あなたは愛されて生まれてきた 必要とされて今ここにいる
あなたの名前が持つ響きこそ 世界一の応援歌」
(『世界で一番素敵な言葉』より)
歌の力・可能性を改めて魅せてくれた彼女と、彼女がステージに立つために尽力された、たくさんの方々に感謝します。
追伸:ちなみに、WOMANドリームプラン・プレゼンテーションには「男性は一切ステージに上げない」というグランドルールがあったそうです。
(それが理由で、ドリプラを作った福島正伸さんでさえ、一度も呼ばれたことがないそうです)
彼女のおかげで、僕もひとつ前例をつくらせてもらいました(^_^;)


