網走駅の看板が縦書きの理由 | ソングレターアーティスト安達充 公式ブログ(2004-2016)

網走駅の看板が縦書きの理由

僕の父の出身は、北海道網走市。
 
それもあって、新婚旅行は北海道を選び、夫婦そろって「網走刑務所」にも行きました。
 
「えっ、それって、わざわざ新婚旅行で行くところ?(^_^;)」と多くの人にツッコまれましたが(笑)、実は自分のルーツをたどる旅でもあったんです。
 
 
というのも、僕の曽祖父は、網走刑務所の職員でした。
 
そこで、過ちを犯した人を、裁くのではなく、更生するための仕事をしていた。
 
そんな先祖が自分のルーツにいることを誇りに思うと同時に、自分の中にも一つそんな使命があるのかもしれないと感じたのを覚えています。
 
 
先日、『優しい人なら解けるクイズ~やさしいね~』で、「網走駅の看板が縦書きなのはなぜか?」というクイズがあり、個人的にすごーく感動しました。


 
網走刑務所で長い刑期を終えた人が、新たな人生の始まりとして訪れ、その人生の出発地点となるのが、網走駅。
 
そして、最初に目にするのが縦書き看板。
 
そこには、「この縦書き看板のように、横道にそれることなく、まっすぐに歩んで生きて行って欲しい」との願いが込められているそうです。
 


 
「横」という言葉には、「横道」「横取り」「横流し」など、悪い意味の言葉が多くあります。
 
「縦」という言葉は「立て(る)」と捉えるならば、「自立」「独立」「立ち上がる」など、良い意味の言葉が多くあります。
 
法で罰せられるかどうかは別として、人は誰しも多かれ少なかれ“過ち”を犯しているものだと思います。(“隠したい過去”と言っても良いかもしれません)
 
「ステージに立つ」ということは、過去の過ちも受け入れて、それを「誰かのために」生かすと決めること。
 
 
「それぞれの理由がある 誰にも譲れぬ想いがある
大丈夫 歌にすれば 涙が誰かの希望になる」

 
これは、昨年アーティストフォーラムのメンバーで歌った『くちびるに歌をたやさずに』という曲の歌詞。
 
「アーティストがステージに立つことをサポートする」という活動を自分がしているのも、単なる思いつきではなく、自分に託されたバトンなのだと感じています。