伝えたいことを一つに絞る | ソングレターアーティスト安達充 公式ブログ(2004-2016)

伝えたいことを一つに絞る

17日(土)は、ドリームプラン・プレゼンテーションの相互支援会にて『音楽と物語の講座』というセミナーを担当していました。

▼ドリームプラン・プレゼンテーション世界大会2015
 http://drepla.com/drepla2015/


(音楽や映像を使いながら、事業の価値やあきらめない理由を10分間で伝える体験型のプレゼンテーション大会です)


もともとは、プレゼンテーションの音楽担当として2008年から関わってきましたが、気が付けば7年間にわたって70名以上のプレゼン制作に立ち会ってきました。

その経験から、現在ではプレゼン制作のセミナーまで依頼を受けるようになり、光栄なことだと思っています。

今回は、全国から集った100名以上の参加者の前で、自分が知っているノウハウを惜しみなくお伝えしてきました。


その中でも一番重要なことは、

「このプレゼンで一番伝えたいことは何ですか?」

という問いかけ。


もっと言うと、10分間のプレゼンテーション時間とは思わずに

「もし、10秒でプレゼンするとしたら、一体何を伝えますか?」

ということ。


10分間と思うと、どうしても「10分間を使ってどうやって伝えようか?」という頭の使い方になります。

ただ、やってみるとわかりますが、そうやって作ると大抵は要素の多い、伝わりづらい作品になります。

「10分間もあるから…」という思いが、ついつい無駄を生んでしまうということです。


それに対して、「10秒間しかない!」となると、無駄な要素は入る余地がありません。

そうすると、厳選された純度の高い1つのメッセージが明確になりやすいもの。

私はそれを「ワン・メッセージ」と呼んでいます。


その段階に至ってから、

「じゃあ、そのメッセージを、1分間使って伝えるとしたら?」

「じゃあ、そのメッセージを、5分間使って伝えるとしたら?」

「じゃあ、そのメッセージを、10分間使って伝えるとしたら?」


という風に広げていくと、重要な軸を外さないまま内容を膨らましていくことができます。


これは、作詞作曲においても全く一緒であり、ひょっとしたら表現全般において通用する方法論なのでは?と思っています。

でも、実際にやってみると、、、これが難しい。。

それこそ、一字一句精査しながらベストな言葉を探していく行程は時にものすごく孤独で困難だったりします。


でも、だからこそ、そのプロセスを経たワン・メッセージ(およびそこから生まれる作品)は、人の心を打ちます。

言葉に魂が宿るようになります。

同じような話をしていたり、同じ曲を歌ったりしていても、そのワン・メッセージが表現する人の中にあるかないかは大きな違いだと思っています。


最終的にはプレゼンター本人がそこに辿り着かなければならないので、サポートする立場としては過度に干渉できませんが、その“生みの苦しみ”は痛いほどよくわかります。

「伝えたいことを一つに絞る」

それは、表現の極意であり、表現者の最大の試練なのだと思います。


追伸:ちなみに、今年のドリームプラン・プレゼンテーションでは、そのすべてのノウハウがつまったマニュアルを、なんと【参加者全員に無料でプレゼント】予定だそうです。(スゴイ!!)

12月11日(金)がセミファイナル、12月12日(土)が東京ドームシティホールでのファイナルとなっていて、現在チケット販売中です。

チケットの購入はこちらから↓
http://drepla.qt.shopserve.jp/