譜面通りには弾けません。でも… | ソングレターアーティスト安達充 公式ブログ(2004-2016)

譜面通りには弾けません。でも…

25日から3日間、あるイベントのリハーサルに打ち込んでいます。

今までにも何度も伴奏をしている朗読家おおしまゆかこさんのコンサートの
伴奏の出番です。

私の伴奏者としてのスタンスは、単純です。

「譜面通りには弾けません。
でも、歌い手の呼吸を読んだ伴奏なら得意です」

というのがスタンス。

自分が弾き語りの歌い手でもあるせいか、「歌っていて気持ち良い伴奏」と
いうのがある程度わかっているつもりです。

そして、それは得てして「楽譜とは違う」ことも知っています。

どんなタイミングで、どれくらいの音量で、どんな音を入れると、歌い手が
歌いやすいか。

それを考えているせいか、

「安達さんの伴奏、すごい歌いやすいです!」

と言われることが多くあります。

もっというと、「どうしたらもっと歌いやすいか」という感覚より、
「いいね!もっとその歌聴かせてよ!」という気持ちを演奏で表現する、
という方が近いです。

なので、一言で言うと、私の伴奏は『相槌(あいづち)』です。

「うんうん、それでそれで?」

という風に思いながら伴奏しているとイイ感じになります。

※なので、日常会話で聞き上手な人を見ると、「この人、ピアノ弾ける
 ようになればいい伴奏するだろうな~」と思います(^^)

ちなみに、それは朗読も一緒です。

音楽を聴かせるために伴奏するのではなく、あくまで主役の朗読を
引き立たせるために、世界観を作りつつも「聴き役」に徹する。

そんな伴奏が出来たら理想だと思っています。

そのために大事なのは、意識を向けること。

(だからこそ、楽譜に意識が向いていると、それが出来なくなるという
デメリットもあります)

その一歩先は、

「歌い手に意識を馳せて、
かつ聴き手にも意識を届かせる」

という伴奏。

会場全体に意識を向けることが出来ていると、その空間と調和した
伴奏になると思っています。

ここまでいくと、私自身も修行中の身ですが…(-_-)

「音楽はコミュニケーションツール」というのが私の持論ですが、
(特にジャズなどを勉強すると)「音楽自体もコミュニケーションの場」で
あることが知らされます。

そんなコミュニケーションで生み出すステージ、ピンと来た方は是非
お越しください。

▼4/29(祝)おおしまゆかこライフワーク公演
 「世界は今日も美しい」
http://oshimayukako.com/?p=761

追記:「ピアノ+歌」だけではなく、大勢の楽器で合わせる時は、
歌い手だけの呼吸に合わせることは出来ないので“リズム”が大事です。

でも、あくまでそのリズムは「楽譜に合わせるためのリズム」ではなく、
「全員の呼吸を合わせるためのリズム」であるべきなのかな、と思っています。