こんにちは、詩乃です。
前回は、“業”の昇華についてお話をしました。
今回はシリーズ最後として“業”を活かすためのお話をします。
〝業因〟も〝業果〟も無駄にしないために
ここまでの話から、
「それなら成長のために、あえて“業因”を背負った方がいいの?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、私はそうは考えていません。
“業果(=良い結果)”を積み重ねながら成長していく方法も、確かに存在すると感じているからです。
そのために大切なのは、〝業果〟を“当たり前にしないこと”。
たとえば〝業果〟を感じたときは、
• その出来事や関わった人へ、素直に「ありがとう」と感謝を伝える
• 自分が誰かに“アテ”にして助けられたなら、その“ツケ”は自分ができることで返し、受け取った以上の価値を返す
• 正当な対価以上の見返りを求めない
• 周囲に喜ばれる行為を心がける
• その“業果”が生まれた背景=“業因”を丁寧に振り返る
• 自分の気づきを押し付けず、必要な人にそっとシェアする
こうした一つひとつの行為は、いわゆる「徳を積む」ことにつながり、
結果的にまた新たな“業果”を呼び込む流れをつくっていきます。
そして、これらの中でも特に難しいのが〝正当な対価以上の見返りを求めない〟という点です。
これは人によって価値観が違うため、無自覚のうちに〝業〟が積まれてしまうこともあります。
また時には、人の成果に便乗して不当な対価を得ようとしたり、価値に見合わない価格をつけたり、
相手の判断を曖昧にさせて自分の利益を優先するような行為を意図的に行う人もいます。
その一方で、自分が受け取る価値以上の“割引”や“配慮”を当然のように求め、
相手に負担を押しつけてしまうケースもあります。
こうした姿勢は、やはり〝業因〟を背負いやすい、と私は強く感じています。
だからこそ、私たちは自分の行為や受け取るものの“バランス”に、常に丁寧に耳を澄ませる必要があるのだと思うのです。
つまり、
“業因”も “業果”も、どちらもあなたを成長させる大切な素材
なんですよね。
おわりに
ここまで書いてきたことは、あくまで私自身が感じた“私なりの解釈”です。
10人いれば10通りの受け取り方があっていいし、むしろその違いこそが豊かさだと思っています。
もし今日の話の中に、あなたの心に触れる部分があったなら、
それをきっかけに、あなた自身の中にある“業”の解釈を深めてみてください。
そしてもしよければ、あなたの考えや経験もシェアしてもらえると、とても嬉しいです。