このところの畜産不況の話をします。
畜産恐慌と言っていいでしょう。
国民に食糧を提供する農業は、
国家の柱の一つ。
私が大事に思っているのは、
食糧、安全保障、そして教育。
国家は国民を飢えさせてはなりません。
このところの不況は、
円安、輸入試料高値、インフレ、
に加えて、牛乳の生産過多がもたらした、
子牛の安値、飼料の高騰、乳価の頭打ち、
による八方塞がりの状態です。
生き物は餌を食べる。
食べるものは高騰し、
売れる子牛も牛乳も安いまま。
日本における食糧の超インフレの前触れだと思っています。
おそらく3月には多くの酪農家が廃業するでしょう。
今回、廃業が増えて、
牛乳の流通が減って、
それが適正量の出荷となっても、
夏には搾乳頭数の減、出荷量の減。
そして2年、3年後、今生まれている牛、
今授精している牛に乳牛は減少して、
流通はまた減少します。
生き物は思った通りにいかないのです。
長い準備無くして牛乳が搾れるようにはならないのです。
すなはち、2年後に牛乳は
1リットル300円になるということです。
3年後は、350円になるかもしらないことです。
そして、その酪農家を支えてきた獣医は、
既存のシステムから少しずつ脱却しなくてはなりません。
保険屋として生きていくのか
獣医として生きていくのか、
明白。
診療所は独立採算ではなく、
完全独立へ。
国庫負担を頼みに、
生産性のない老人や、
粗探しを義務付けられた事務屋に
飯を食わしてきた受益者団体は、
襟を正さねばならぬところに来たのです。
獣医医療というサービス業が、
真っ当なサービス業として、
労働報酬を受け取る時代です。
オージィ、パパは怖くないぞ。
お前と駆け回ってやる。

