先日、一瞬だけ東京にいました。
いくらか用事があって都内の
六本木〜東京駅周辺をウロウロ
していたのですが、
その中でサラリーマンの聖地である
新橋や神田なんかも訪れまして
以前もこのあたりはよくうろついていたので
早くも懐かしさを感じながらも
目に止まったのは
あまりにも数が増えすぎた
格安マッサージ屋でした。
ここ3年くらいでしょうか。
都心ではちらほらとストレッチ屋が
出てきたとともに
それと合わせて格安の
マッサージ屋も見られるように
なってきました。
ここで格安マッサージ屋とは
どういうものかというのを
説明しておくと
格安マッサージ屋というのは
60分のマッサージが
2980円で受けられるというもので
今までの一般的な平均価格である
60分6000円の壁を大きく
激しく越えてしまったものになります。
僕はこれを見てちょっとびっくりというか
戦慄のようなものを覚えたのですが
強烈な価格破壊と
日本の物価の低さというのを
感じずにはいられませんでした。
価格破壊については
まさに破壊という表現がぴったりで
今までの60分6000円の相場が
半分の2980円になったということは
普通の物販などではありえないことです。
通常、無形のサービスというのは
価値を際限なく高められるというのが
メリットではありますが
逆に際限なく価値を下げることも
できるという恐怖のパターンを
まじまじと見せつけられました。
これはサービス提供側からしたら
たまったものではありませんよね。
意図的にそして戦略的に
こうした価格破壊を進んで起こす
立場ならばそれなりの資本力もあるだろうし
勝算あってのことだろうとは思いますが
これにつられて低価格競争に応じる
その他大勢の人にとっては
かなりやばい出来事であると言えます。
単価が半分になるので、
同じ売り上げを上げるためには
今までよりも倍のお客さんに
来てもらうか、
リピートの頻度を高めて
総施術数を倍にする必要があります。
ここで問題なのが安くすれば
今までの倍以上来てもらえるか
といえばそうでもないところです。
それでなおかつ他の格安店に
お客さんを取られてしまうことも
あるのでそれを考えると
本当に割に合わなくなってきますね。
これはマッサージだけでなく
他のサービス業にも言えることで
エステやトレーニング指導
美容師といったあらゆる
業種に当てはまることです。
気がついたら業界の相場が
来年には半額になっていたら
どうなるんでしょうか?
また、日本の物価の安さについては
東南アジア諸国とも比較した時に
その差というのは今では
かなり小さくなってきている
ということからも考えられます。
マッサージ一つとっても
東京の2980円と
例えばタイのバンコクの
60分1000円を比べても
3倍の差しかないし、
もっといえばタイでも
それなりのところに行けば
60分で3000円や6000円
以上のところなんてざらにありますから
東南アジア諸国をまだまだ
発展途上国だと思っていると
それは大違いなんです。
飲食に関しても日本でも安く
すませようと思えば
例の安いうどん屋で1食100円や
200円で食べられるし
マックに行けば
100円でハンバーガーが
食べられます。
スーパーに行っても
年中安い食べ物が手に入って
自炊もすれば食費なんて
とても安く済ませることができますよね。
これはもはや東南アジア諸国と
同等かそれ以下くらいの水準で、
世界のトップクラスの都市である
東京は依然として強烈に優れた
都市である一方で
安く暮らそうと思えば安く暮らせてしまう
物価の安い都市でもあると言えます。
こんなことを激増した
東京都心部の格安マッサージ屋を
見て思ったのですが、
消費者にとっては選択肢が
増えたし、コストも抑えられる
というメリットもあるし、
何よりそうした価格競争が
起きることによって
より低価格なところが
増えるのはもちろんの事、
逆により質の高いサービスを
提供しようとするところも
出てくるはずなので
いずれにせよ良いことではあると思います。
ただ、やっぱり60分6000円の
相場が一気に半分になることは
個人的には怖いな〜と思う次第です。
では。
岡島
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