覚悟もできず
相変わらずグダグダ言いながらも
少しずついきみ方のコツがわかるようになりました。
妊娠出産は 女性ホルモンの変化がエベレスト並と喩えられますが
「分娩」中から大きく変化するみたいなんですよね。
分娩に向かってどんどん高まって 一気に急降下していく。
分娩台の上で
数日前までのハッピー脳内お花畑状態から
いっぺん 別人になったかと思うくらい
「自分」が壊れていくような気がしていました。
普通の状態じゃ、とても耐えられなかったな、
と今なら思います。
心臓ちぎれる! 血管裂ける! 頭爆発する!
と思いながら 手足を毎回震わせながら
全力でやるようになりました。
もう、私がやんなきゃ前へ進まないんだと
赤ちゃんも 生まれてこれないんだと 必死でした。
覚悟でもなんでもなく ただ
「はよ終わらさな!」 その一心でした。
もしかしたらそれが「覚悟」だったのかもしれないです。
顔は真っ赤で(夫が言ってた)
いきむ時に夫に頭を支えてもらい
おへその方を見るようにして
こんな顔を 人様に見せる日が来るとは なんて思いながら
一回一回 大きな陣痛の波が来るたびに
「痛いのくる!こわい!」と言いながらも
一度の陣痛で3回いきむのを繰り返していきました。
声も枯れて、でも黙れない そんな状態。
この時、陣痛にも強いのと弱いのがあると ようやく理解できました。
弱いと、いきめないのでやり過ごす。
大きいの(激しく痛いやつ)がこないと産めないけど 痛いのが嫌だから来ないでくれ!と思う。
でも自分じゃコントロールできない。
地獄の時間。
汗がやばかったので
夫が隣で仰いでくれていたのが地味にありがたかったです。
摩り方とかマッサージとか汗を拭いたりとか水を飲ませてくれたりとか
「大丈夫、できてるできてる」って言ってと伝えて 言ってもらったりとか
嫌な時に嫌なところを触られると
「それやめて!」と 伝えてやめてもらったり
人生でこんなに 他人のことを気にせず
全力で集中したことってないなと ぼんやり思ってました。
あとで思い出しても なんだか泣けてくる。(続く)
